コマツは16日、29%強を出資する東証2部上場の工作機械準大手、日平トヤマをTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化すると正式発表した。買収総額は約429億円。日平トヤマはTOBに賛同、上場廃止となる見通し。コマツの野路国夫社長は同日の記者会見で「インドや中国では機械需要が増加しており、統合を機に新興国ビジネスを一段と拡大したい」と強調した。
TOB期間は22日から3月17日まで。買い付け価格は1株1250円で、15日までの1カ月間の終値平均に39.51%のプレミアムを付けた。TOBで全株取得できなかった場合は、株式交換によって完全子会社化する。
コマツの野路社長は生産コストも統合効果で現在より3―4割削減できると話した。日平トヤマの堀井弘之社長も「コマツがいることで海外進出時の資金調達などが円滑になり、事業戦略が迅速になる」と説明した。
☆明治製菓、ポッカに22%強出資・健康飲料を共同開発(1・16日経)
明治製菓は15日、中堅飲料のポッカコーポレーションと資本業務提携すると発表した。1月末にポッカの大株主の投資会社アドバンテッジパートナーズ(AP、東京・千代田)などから発行済み株式数の22%強を取得し、持ち分法適用会社にする。健康飲料の共同開発やポッカの飲料自動販売機での菓子販売などで相乗効果を上げ、縮む国内の食品市場で収益拡大を目指す。
ポッカ株の取得額は非公表だが、100億円弱のもよう。全額を手元資金でまかなう。取得後は筆頭株主のAPのファンド(持ち株比率は32.3%)に次ぐ第2位株主となる予定。取締役1人を派遣するが、「ポッカの経営の独立性を保つ」(明治製菓)方針だ。
明治製菓のアミノ酸やカシス、ポッカのレモンなどそれぞれが強みを持つ素材を使った健康食品、飲料を共同開発する。明治製菓は飲料市場への本格参入で夏場に需要が減る菓子販売を補う。
サブプライム問題で世界金融がおかしくなり、投資ファンドの資金繰りが悪化、大型M&Aが成立しない事例がいくつも出ています。日経平均も驚くほど下げて、恐ろしいような状態ですね。個別で見ても、価格的にバーゲンセール真っ最中のものが多いですね。ただ、みんなが恐怖でたちすくんでいるこのような状況の中では買いがすぐ売りに吸収されることになるので、下げがとまらないわけなんですよね。しばらくはこの状態が続きそうです。ただ、その中で唯一のチャンスは何かというと、国内の勝ち組企業が、さらに企業価値を高めるためにM&Aをしやすくなったことにあります。本日も早速、コマツと明治製菓の案件が出てきましたね。投資ファンドが元気な時でしたらそうはうまくいかなかったかもしれません。コマツは新興国のインフラ需要と資源高による鉱物探査の需要という2本柱で驚くべき成長を果たしましたね。今後もこの波は続くと思いますので今のうちに成長路線をより強固にするため工作機械の日平トヤマにTOBをしました。1株1250円というとかなりのプレミアム。逆にいえば、日平トヤマのようなTOBをされる可能性のある小型株を押さえておけばこの厳しい相場の中で利益をあげることができるのかもしれませんね。その他にもMBOをしたポッカに明治製菓が出資。おそらく健康飲料に本格参入するに向け、ポッカのブランド力と販路を利用するといった戦略でしょう。このようにMBOで非上場になった企業に上場企業が出資するというケース、これからも出てくるでしょうね。それにしても、このところの株安、異常ですね。これは仕掛け的な下げもありそうです。株式交換解禁となった日本市場、無防備すぎます。きっと、今ごろ、どこかの国に品定めされていますよ。国内企業同士がタッグを組んで自己防衛しなければ!