中国国有で生産台数が最大の上海汽車(上海)は26日、国有の中堅メーカー、南京汽車(江蘇省)を買収することで合意した。買収額は20億9500万元(約320億円)で上海汽車は中国首位の足場を一段と固める。
中国政府は2004年に発表した「自動車産業発展政策」の中で、再編により大規模メーカー数社へ集約する方針を示していた。成長市場だが約120社が乱立し、価格競争が激化して各社の収益に打撃が及んでいるため。今回の買収をきっかけに、今後も再編が加速する見通しだ。
☆高速鉄道車両、中国が新幹線型採用・川重など技術供与 (12・26日経)
中国政府は時速300キロメートルで走行する同国初の高速鉄道車両に、日本の新幹線型を採用する方針を決めた。区間は来夏に開業する北京―天津間(約120キロメートル)。当初は全量が独シーメンス型になるはずだったが、2つの型の車両を並走させる。福田康夫首相の訪中を控え、日中関係を重視する最近の中国政府の姿勢が反映されたとの見方もある。
この車両は川崎重工業など日本6社が中国の南車四方機車車両(山東省)に新幹線「はやて」の技術を供給し、南車四方が製造。北京と天津を結ぶ中国で初めての旅客専用の高架鉄道路線を時速300キロメートルで走る。来年8月の北京五輪前に開業の予定。使われる10編成(1編成=8両)強のうち半分が新幹線型、残りがシーメンス型となる。
☆上海証取、100%外資の上場解禁へ・自由化強調(12・26日経NET)
上海証券取引所は100%外資企業の上場を解禁する方針を決めた。従来は外資系のうち中国資本との合弁にのみ上場を認めていたが、12月中旬の米中戦略経済対話で外国企業への人民元建て株式、債券の発行規制を緩和する方針が決まったのを受け、制度の見直しに着手する。
上海証取首脳は日本経済新聞の取材に対し「時期は未定だが、外国企業の上場を検討している」と述べた。まずは中国本土資本が香港で設立した「レッドチップ」と呼ばれる企業の上海上場を解禁、次いで英銀大手HSBCなど中国と関係が深い有力外資の上場を積極的に誘致する考え。
中国に動きが続々出てきましたね。今までかなり閉鎖的な部分があったのが、かなり柔軟な方向に向かっていってますね。国内企業同士のM&Aもその表れですし、これからの有望地区、北京―天津間で日本の新幹線型が採用されたことは今後の日中関係を占う上でも重要なことだと思われます。小泉首相の時に冷え切ってしまった関係に雪解けが訪れる前兆ですね。ちなみに、福田首相の「福」という字は大変中国で縁起がいいと喜ばれるそうです。今後、中国にとって、天津という都市は新たな金融センターとしての最重要拠点となることは必至。中国の国内での地殻変動も起こり、今年は波の多い一年となることでしょう。この日本も完全に目覚め始めたドラゴンからのM&Aの波に備えなければなりませんね。