☆第一生命、株式会社に転換・2010年上場へ(12・7日経)
第一生命保険は6日、2010年度上期をめどに、契約者が保険料を出し合って相互に扶助する相互会社形態から、株式会社に転換し、同時に証券取引所に株式上場する方針を決めた。国内保険市場の縮小をにらみ、海外の保険会社買収など様々な金融分野のM&A(合併・買収)を進めるため、柔軟に資本調達できるようにする。保険金の不払い問題をきっかけに、相互会社は外部からのチェックを受けにくく情報開示も遅れているとの批判が出ており、透明度の高い経営形態に変えることで、市場からの信頼確保をめざす。
相互会社は保険独特の会社形態。これまで大同生命保険や三井生命保険などが株式会社に転換しているが、大手生保では初めて。第一生命が株式会社化の方針を決めたことで、他の大手生保も追随する可能性がある。
☆第一生命、インド国営銀と生保合弁設立(12・7日経)
第一生命保険は6日、インド国営銀大手バンク・オブ・インディア(BOI)、ユニオン・バンク・オブ・インディア(UBI)の2行と、合弁生保「スター・ユニオン・第一ライフ」設立の合意文書に調印した。すでに設立登記を済ませた同社は事業免許を取得後、来年春にも営業を開始する予定。日本の生保のインド進出は初めて。
☆IHI、都内の保有地を第一生命に売却(11・26日経NET)
IHIは26日、東京都江東区豊洲に保有する土地を第一生命保険に売却すると発表した。売却益は約772億円で、2008年3月期に特別利益として計上する。IHIは9月末、プラント事業の不振を受け今期業績見通しを大幅下方修正。営業赤字に陥るが豊洲地区などの資産売却で補い最終黒字を確保すると公表していた。
売却するのはIHI本社の近接地で敷地面積は約1万6000平方メートル。9月末の損失発生を受け、売却先を探していた。豊洲では再開発が活発で、IHIは3月にも一部を三菱地所に売却済み。第一生命への売却後は7万平方メートル近い資産が残る見通しで、含み益は3000億円程度との見方もある。
今期の営業損益は170億円の赤字(前期は246億円の黒字)を見込む。純利益は資産売却もあり260億円と前期比64%増える。
大手生保では初の株式会社への転換。機動的に資金を調達し、海外進出や事業の多角化へ大きく舵を取る戦略のようですね。国内市場は保険金不払い問題を受けてジリ貧の状態。さらに外資やネット企業などの保険事業進出を受け危機感を強めた結果といえるでしょう。26日にIHIが保有地を第一生命に売却というニュースを見た時は、まだまだ生保も体力があるんだなぁと感じましたが、インドにまで進出するとはなかなか思い切った戦略をするものですね。今後生保業界の台風の目となる可能性も出てきました。眠れる巨人、日本生命の株式会社化が次なる焦点になってきそうです。注目すべきは日本生命の保有する優良不動産の数々。外資にとっては垂涎の的となるでしょう。繁華街なんかを歩くと「○○生命ビル」という名前のついたビルよく見かけますからね。生保が株式会社化することにより、外資が入り込むスキも出てくることになります。そして日本の不動産はゆくゆく大きく流動化していくことでしょう。