☆三洋電機3年ぶり黒字転換・9月中間(11・28日経)

 経営再建中の三洋電機は27日、2007年9月中間連結決算と08年度から3年間の中期経営戦略「マスタープラン」を発表した。中間期の売上高は前年同期比0・4%減の1兆914億円、最終損益は前年同期の36億円の赤字から159億円の黒字となり、中間期としては3年ぶりに黒字転換した。
 本業のもうけを示す営業利益は50・3%増の238億円だった。人員削減などの事業構造改革が着実に進展したことで今年5月に発表した期初予想の100億円を上回り、業績に一定のリストラ効果が表れた。
 08年3月期の予想は、売上高2兆2300億円、営業利益500億円、最終損益は200億円の黒字とし、4年ぶりの最終黒字達成を目指す。
 マスタープランでは、充電池や太陽電池などを中心に計3500億円の設備投資を実施、最終年度の11年3月期に連結売上高2兆4000億円、連結営業利益1000億円以上を目指す。投資ファンドへの売却を断念した半導体子会社にも200億円を追加出資してこ入れを図る。一方、赤字が続く白物家電については、国内事業を段階的に縮小し、ショーケースなど業務用機器を含めて海外販売を強化し、事業の「選択と集中」を加速し、再建を軌道に乗せたい考えだ。


☆三洋、電池を成長の軸に・新3カ年計画、太陽電池は売上高2倍  (11・20日経)

 三洋電機の2008年度から3カ年の新事業計画が明らかになった。太陽電池の売上高を07年度見込み比倍増の1200億円、リチウムイオン電池など充電池を同5割増の4500億円超に拡大し、成長の柱に据える。売却を断念した半導体子会社は200億円増資する。07年9月中間期の連結業績の営業利益は、前年同期比約6割増の250億円前後になったもよう。携帯電話機事業の売却などと合わせ、安定利益を稼げる経営体質への転換を急ぐ。

 同社は27日に事業計画と中間期業績を発表する。新計画は今年4月に就任した佐野精一郎社長が初めて打ち出す中期経営方針となる。


 ☆三洋、リチウム電池新工場を建設(10・22日経)

 三洋電機は22日、リチウムイオン電池を生産する全額出資子会社、三洋エナジートワイセル(群馬県高崎市)が大阪府貝塚市の既存工場敷地内に新工場を建設すると発表した。2008年2月に着工し、同年秋に完成する予定。総工費は約70億円。需要が拡大しているノートパソコンや電動工具向けの充電池を生産する。

 新工場の敷地面積は7500平方メートルで、四階建て。建設費には大阪府の企業立地優遇制度にもとづく補助金も充てる。生産能力は今後の市場動向を見て決める。


 ここに来て、やっと三洋電機に起死回生のチャンスが来た感じがします。それにしても時間がかかりましたね。携帯電話事業を京セラに売却、燃料電池事業を新日本石油に実質売却など、スリム化を進め、「環境の大本命」である「太陽電池」「リチウム電池」の2本を柱に成長を目指していくという計画が発表されました。それにしても私がつくづく感じるのは三洋電機の運の悪さです。経営が傾き出したのも、中越地震の被災からでしたよね。そして半導体売却がサブプライムショックの煽りで中止に。ツキから見放されているところが気にかかりますが、私は三洋のきらりと光る技術には一目置いています。それに将来に向けてアラブの皇太子がいちばん注目している技術が「太陽光発電」とのこと。アラブ諸国こそ実は脱石油に邁進しているのです。石油は大切な「商品」として輸出し、自国はクリーンエネルギーを取り入れようと考えているのかもしれません。それからリチウム電池はこのところ事故が起きて問題になっていますが、この電池も今後開発が進み、自動車に転用できるようになれば、金の卵となること確実な技術です。組織が今ゴールドマン主力で進められて他社から自由に提携話などが持ち込められないようなガードの固さだとは思いますが、他社から見れば、是非とも提携を結びたい、または傘下に入れたい企業であることは間違いないと思います。特に中国やアラブ諸国からも注目されているのではないでしょうか。水面下で起こっていそうな流れに要注目です!