☆住友信託とあおぞら銀が包括提携発表 (11・20日経NET)

 住友信託銀行とあおぞら銀行は20日、包括的な業務提携で基本合意したと正式発表した。まず不動産、信託・財産管理、資産運用の3分野を対象に共同事業を始め、これ以外の業務でも様々な提携を探る。具体的には来月から不動産担保ローンで提携。他も同日設置した役員らによる提携推進会議で来年3月末までに詰め、実施する。将来的な経営統合も視野に入れ、さらなる関係強化も検討する見通し。今後、金融界で再々編機運が高まる可能性がある。

 提携の第1弾として不動産担保ローンに共同で取り組む。あおぞら銀は住信系の不動産担保ローンの専門会社ファーストクレジットと来月中に提携契約を結ぶ。ファーストクレジットは数百万円から数億円の小口融資が得意。あおぞら銀はファーストクレジットの審査ノウハウ活用で、今まで手薄だった中小企業向けに融資を拡大する。不良債権処理に伴う不動産など担保処分でも提携。あおぞら銀系のあおぞら債権回収が住友信託の法人顧客からの要望に応じ事業再生を手助けする。資産運用は双方のグループ各社が一体運営する。


☆米投資ファンド、新生銀行の筆頭株主に (11・20日経NET)

 新生銀行と同行の大株主である米投資ファンド、JCフラワーズは20日、新生銀の資本増強策で合意した。JCフラワーズが、新生銀に対して発行済み株式数の22.7%を上限とするTOB(株式公開買い付け)を実施。そのうえでJCフラワーズが総額500億円の第三者割当増資を引き受ける。ノンバンク関連損失などで業績が悪化している新生銀の資本基盤の強化が狙い。同行の筆頭株主も国からJCフラワーズに入れ替わる。

 JCフラワーズによるTOB期間は今月22日から来年1月10日までの30営業日。TOB価格は1株当たり425円。直近3カ月間の株価の単純平均に約20%のプレミアムを上乗せした。取得株数の下限は設けない。

 そのうえでJCフラワーズは来年3月に1株当たりTOB価格と同額の425円で、総額500億円の第三者割当増資にも応じる。


 いよいよこれから雪崩を打ったように銀行再編の第2幕の火蓋が切って落とされるでしょう。この公的資金注入組、2行のニュースが同じ日に流れるとはなんだか因縁めいたものを感じます。これまで何回も書いてきたように、このところゆうちょ銀行、イオン銀行など大銀行が続々登場してきて、明らかに市場は飽和状態。そして追い討ちをかけるようにサブプライム問題やノンバンク問題が出てきて特に中堅銀行の台所事情は相当なものだと思います。今まで孤高の姿勢を貫いてきた住友信託が動き出したのも潮目の変化を感じさせますね。それにしても、新生銀行は最後の最後まで外資に翻弄される運命のようですね。今後もこの再編はどんどん続きそうですね。まずは弱い財務基盤の地銀が比較的しっかりした財務基盤を持つ地銀に吸収されるような事例が出てくるかもしれません。さらにメガバンクもサブプライムの今後の行方次第では思わぬ展開が待っているかもしれません。さぁ、戦国時代のようになってきた金融業界。外資も入り乱れ、今後の状況から目が離せませんね。