☆みずほFGが業績下方修正、サブプライム関連損失響く(11・15日経)

 みずほフィナンシャルグループ(FG)は14日、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の影響で、2008年3月期通期で1700億円の関連損失を見込むと発表した。08年3月期の純利益は微増益を確保するものの、期初予想の7500億円から6500億円へ下方修正した。

 07年9月中間期決算は、連結純利益が前年同期比16.6%減の3270億円。約700億円のサブプライムローン関連の損失が響いた。本業のもうけを示す連結業務純益は同7.5%減の4140億円。国内での貸し出しの利ザヤが前年同期から0.13ポイント改善したほか、海外を中心に貸出金が伸びた。一方、法人部門の手数料や外貨関連の収益は減少した。


☆新生銀、経常益50%減・サブプライムで追加引当(11・14日経)

 新生銀行は13日、2007年9月中間期の連結経常利益が前年同期比50%減の229億円になったようだと発表した。10月25日に公表した従来予想を81億円下回る。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)向けの貸出金について貸倒引当金を約80億円積み増したことが響いた。

 融資先の最新の財務状況に基づいて新たに6900万ドル(約80億円)を追加引当金として計上した。これで9月中間期に実施した引当金の計上は従来予想の3800万ドルと合わせて1億700万ドルに膨らんだ。評価減は従来方針を変更せず6500万ドルとしたため、サブプライム関連損失処理額の合計は1億7200万ドル(約200億円)になる。 純利益は前年同期比40%減の231億円だった。従来予想を79億円下回る。


☆イーバンク銀、最終赤字50億円・9月中間、サブプライムで評価損(11・13日経)

 インターネット専業のイーバンク銀行の2007年9月中間期決算は、50億円程度の最終赤字(前年同期は6億円の赤字)になったもようだ。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に絡み、有価証券の評価損が約35億円に上った。下期からは資金運用に頼ったこれまでの事業モデルを見直し、手数料収入など安定収益の確保を急ぐ。

 イーバンク銀は3月末時点でサブプライムローンを組み込んだ債券を26億円分保有。直接の損失は4億円程度にとどまったが、証券市場全体の低迷により、その他の有価証券の評価損が膨らんだ。7月に発行した新型カードのシステム投資などもかさんだ。


当初は日本の金融機関にはさほど影響がないと言われていたサブプライムショック、やはり大手邦銀にもその影を落とし始めましたね。外資がどこに証券化商品を売りさばいていたかということを考えると、低金利下の競争の中で少しでも利益が出るものを探していた邦銀に行きつくのは自然の成り行きでしょう。今後もどんどん新たな金融機関の損失があぶり出されてくると思われます。みずほ証券の損失報道で予想はされていたとはいえ、この本体を揺るがす野村を上回る1700億の赤字は痛いですね。みずほFGの前田社長は会見で「ここまでひどくなるとは思わなかった。市場が壊れている。」とため息をもらしたそうです。あの瀕死の状態だった5年ほど前、1兆円増資をなりふりかまわず達成して不死鳥のように蘇ったかのようにみえたみずほFG。ここにきて潮目の変化が起きているように感じます。このサブプライムで旧興銀系の求心力がみずほ内で弱まったとの情報もあります。私はこのみずほFGの危機が、今後の金融再編のキーポイントになりそうな予感がします。あと、同じようにサブプライムの影響で体力の落ちている新生銀行とあおぞら銀行も同じことがいえると思います。栄華を極め、地に落ちたグッドウィルグループ、このメインバンクはみずほFGです。なんだか大きな力を背後に感じてしまうのです。ただでさえ飽和気味のメガバンクに加え、近頃またゆうちょ銀行、シティバンクなど巨大銀行が日本に登場しましたよね。金融再編の第2幕が切って落とされる予感がします。今後に要注意です!