ブラジル国営石油会社ペトロブラスは9日、米エクソンモービル系の南西石油(沖縄県西原町)を買収すると正式発表した。エクソンモービル子会社、東燃ゼネラル石油が持つ87.5%の同社株式を来年3月に取得する。買収額は約55億円の見込み。ペトロブラスはブラジル国外で石油販売を拡大する方針。アジア初の精製拠点確保で、中国などアジアの急成長市場攻略を目指す。
東燃ゼネラルは南西石油株売却後も、沖縄県内での製品供給は続ける。株式売却に伴い、2007年12月の連結決算で29億円の特別損失を計上する見込み。一方、在庫の会計処理に伴い営業利益は約20億円かさ上げされる見通しだ。
12.5%を出資する住友商事は南西石油株を引き続き保有。ペトロブラスと共同で精製施設を刷新する見込み。ペトロブラスはサトウキビを原料とするガソリン代替燃料バイオエタノールの事業化を進めており、南西石油の港湾・輸送施設は、バイオエタノールの日本への輸入にも活用する方針だ。
☆ブラジルで新油田確認、埋蔵量最大1.5倍に(11/9nikkeinet)
ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは、同国で最大規模の海底油田を確認したと発表した。確認埋蔵量は50億から80億バレルでブラジルの埋蔵量は35―56%増える。インドネシアやオーストラリアを抜き、カナダやノルウェーに次ぐ15位グループに浮上する。
新たな油田はリオデジャネイロ沖約200キロメートルでの試掘で確認した。水面から約7000メートルの地層で見つかった。ブラジルで産出する原油の多くは硫黄分の多い重質油だが、新油田は比較的硫黄分が低く、精製の効率が高いという。
権益は65%をペトロブラスが、残りを英BG、ポルトガルのガルプエネルジアが持つ。生産開始時期などは明らかにしていないが、原油のほか天然ガスも産出し、経済性は高いとみている。
BRICsの一角、ブラジルもここにきて温存していた勢力を強め始めました。アメリカの経済に逆風が強まり、エクソンモービルも原油高の恩恵を小売価格に転嫁できず苦しんでいる状態です。そんな中、ブラジル国営石油会社の日本進出は画期的なニュースだと思われます。沖縄を拠点に中国などの急成長市場へ切り込む戦略とのことです。原油高が続く中、石油会社の生き残りをかけるキーポイントはずばり石油の精勢能力。住友商事がなんらかの形でこの事業にかかわってきそうですね。今話題のバイオエタノールの事業化も沖縄という拠点を確保することで軌道にのるかもしれません。ブラジルの強みは農業にもありますよね。バイオエタノールに使える材料が豊富なことは圧倒的な強みです。
さらに神からの援軍か、ブラジルで最大規模の新油田を発見したとのニュース! そして、この油田からとれる原油の質がよい上に天然ガスまで産出するという、非常におめでたいニュースですよね。なんだか、このところつきに見離されているアメリカに少し運を分けてあげてほしくなってしまいます。中国、ベトナム、ロシアと、どんどん頭角を見せている中、ブラジルも侮れない存在となってきましたね。