ファーストリテイリングは商業施設の開発・運営事業を本格化する。従来の都市型ビルに加え、早ければ2009年8月期にも同社初の郊外型ショッピングセンター(SC)を開業するなど年間2―3カ所ペースで新設する。連結売上高1兆円の経営目標に向け、カジュアル衣料店「ユニクロ」の大型店確保の色彩が強かった同事業を新たな収益源に育成する。
都心立地の商業施設は「ミーナ」ブランドで、08年8月期は全国3カ所に新設する。9日にJR津田沼駅近くに2号店「ミーナ津田沼」(千葉県習志野市)を開業。売り場面積は約8500平方メートルで、ユニクロを含む物販・飲食店が計52店ある。全体で年間売上高50億―55億円を見込む。来春にはJR町田駅(東京都町田市)近くと、京都市中心部に出す予定。いずれも都市型ビルを借り受ける。
☆ユニクロと東レ、機能性肌着の販売拡大(11・2日経)
ファーストリテイリング傘下のカジュアル衣料専門店のユニクロと東レは24日、発熱や保温などの機能を持つ肌着「ヒートテック」の販売を拡大すると発表した。今秋冬の販売量は前年実績を66%上回る2000万枚を目指す。両社が昨年6月に締結した衣料品の商品開発・調達の提携の一環で、今夏発売した透けない白い素材を使った婦人用ズボンに続く第2弾としている。
ヒートテックは発熱、保温、抗菌などの機能を持ち、紳士用は速乾性、婦人・子供用は保湿性も備える。中心価格は1000円。今年秋冬は婦人・子供用の素材の保温性を高め、肌触りをソフトにするなど機能を強化。品ぞろえも23種類と前年より5種類増やした。
最近NYのバーニーズを買収しようとしたり、規模の拡大ばかり目指していまいち戦略に不安を感じていたファーストリテイリングですが、ここにきて、ちょっと斬新な戦略にうって出てきたようですので取り上げてみたいと思います。まず、商業施設の開発。これは、戦略しだいでは成長のばねになる可能性大です。最近のユニクロの店舗は大型化してきて、賃料負担だけでも相当なものだと思います。商業施設を自社で開発することにより、ユニクロを核店舗として、他者とのコラボもしやすくなると思います。私が前にも提案したように、カフェを併設したりすることにより、お客さんの滞留時間を長くすることができ、それが売上げを伸ばすことにもつながっていくと思うのです。コラボする相手側の企業から賃料をもらうもよし、マックやドトールなどメジャーなところと組んでそこの法人FCオーナーとなる手もありますよね。次に機能性肌着の販売拡大。私はこれは成長分野だと思います。特に、この肌着をロシアや中国など寒さが厳しい新興国へ輸出することが飛躍につながると思います。ロシアなどの厳寒地は意外と屋内の冷暖房なんかは完備しているところが多く、極端な防寒着は必要ないと思われます。その代わり、室内の温かい所でコートかなんかを脱いで薄着になる場合など、薄手の服でちょっと寒い時にその機能性肌着があればすごく重宝するのです。一度口こみで話題にのぼると、人口の多さから、その市場規模は計り知れないと思います。今回はユニクロの戦略を少し見直しました。