☆米、0.25%追加利下げ・FF金利、年4.5%に(11・1日経)

 米連邦準備理事会(FRB)は31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%引き下げ、年4.5%とすることを賛成多数で決定、即日実施した。金融機関向けの貸出金利である公定歩合も同幅引き下げ、年5%とした。

 FF金利の引き下げは9月18日のFOMCから2回連続。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を発端とする金融不安が収まらず、10―12月期以降の米景気が悪化する恐れが残るため、追加利下げに踏み切った。

 FOMC終了後に発表した声明は「物価の上振れリスクと景気の下振れリスクはほぼ同等となった」と指摘。景気の減速と物価の上昇をともに警戒し、金融政策の「次の一手」を慎重に判断する意向を表明した。


☆原油が一時96ドル台、金800ドル台・NY市場(11・1日経)

 原油、金など国際商品価格の上昇に拍車がかかっている。31日のニューヨーク原油先物は通常取引終了後の時間外取引で一時1バレル96.17ドルまで上昇、過去最高値を更新した。金先物も一時1トロイオンス800ドル台に乗せ、28年ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げを受け、ドル安が進んで物価上昇圧力が高まるとの見方が台頭。投資マネーが現物資産に一段と流れ込んだ。

 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場は急反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近の12月物は前日比4.15ドル高の94.53ドルで取引を終え、その後の時間外取引で初めて96ドル台に乗せた。エネルギー省が朝方発表した週間在庫統計で原油在庫が予想に反して減少、冬場の需要期に需給がひっ迫するとの観測が強まった。

 金先物相場も反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である12月物は前日比7.5ドル高の1トロイオンス795.3ドルで終えた。夜間取引で800ドル台に乗せ、28年ぶりの高値をつけた。

 

 市場の予想通りFRBは0.25%の追加利下げに踏み切りましたね。ただ利下げの副作用、ドル安とインフレの懸念はくすぶり続け、現物資産にドーッと投機マネーが流れ込み、恐ろしい水準まで相場が跳ねあがっていますね。特に原油の高騰は私たちが車を使うのを躊躇するぐらいまでに、影響を及ぼし始めました。アメリカが、この先、この魔の悪循環から抜け出すことは容易ではないと思います。世界経済が多極化し、各国政府ファンド、オイルマネー、華僑マネー、インドマネーと、あらゆるところに投資資金があふれ、それらが少しでも果実のとれるところへ流れ込もうとしているわけですから、一旦流れが決まるとすごい波が起こることになるわけです。まだ、それほどドル安は進んでいませんが、この先さらにアメリカ実体経済、特に消費の面で悪材料が出た時、アメリカからどんどんマネーが流出し、ドル安も進むと考えられます。なんだか、今、未曾有の波が世界経済を揺さぶっている、時代の流れをひしひしと感じるこの頃です。