☆イオン銀行が開業、買い物客にローンなど販売(10・29日経)

 イオンが設立した新銀行「イオン銀行」が29日、開業した。グループのショッピングセンター内に銀行窓口を設け、年中無休で午後9時まで営業。買い物に訪れる主婦らを対象に各種預金や住宅ローンなどを順次販売する。

 「ジャスコ品川シーサイド店」(東京・品川)で口座開設を申し込んだ主婦(38)は「月に2、3度は買い物に来るので、ATM手数料が無料のサービスはうれしい。(ATMなど)使える場所をもっと増やしてほしい」と話した。

 イオン銀は30日までに首都圏で4店舗を開き、今後5年で130店を出すことを目指している。

☆イオン銀29日開業、預金金利を大手行より高く(10・29日経)

 29日に開業するイオン銀行(東京・江東)の事業戦略の詳細が明らかになった。当初2年は首都圏、中部、近畿地区でグループのショッピングセンター(SC)への出店を進める。普通預金金利を大手銀行より高めに設定。12月以降はがん、医療など第3分野の保険を扱い、品ぞろえでも大手と競う。片岡正二社長は日本経済新聞に「営業時間の拡充などで利便性を高め、既存銀行が取りこぼした顧客層を取り込む」と述べ、買い物客に的を絞った金融商品販売に意欲を示した。

☆イオン銀行が開業、大手銀とATM相互利用(10・29日経)

 イオン銀行は29日、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行など大手銀行とATMの相互利用で提携したと発表した。このうち、三菱東京UFJ銀とは午前8時45分―午後6時までの利用手数料を無料にする。野村証券、新光証券の証券2社ともATM利用で提携した。

 同銀は29日に開業し、イオングループのショッピングセンター275店でATM約460台を稼働した。29日時点でATMを利用できる金融機関は地方銀行、ノンバンクを含め47社となった。

 小売業が設立する銀行では、2001年に開業したセブン銀行に続き2行目。セブン銀がATMでの現金預け入れ・引き出しサービスを主体とするのに対し、イオン銀は預金や個人向けローン、保険など幅広い金融商品を扱う。大手銀と正面から競合するため、金融分野の競争が一段と激しくなるのは必至だ。

いよいよ29日、イオン銀行が開業しました。イオンは現在本業であるスーパーでかなりの苦戦を強いられています。衣料品の不振にとどまらず、食料品では原料高によるメーカーからの仕入れ値アップ要求に頭を痛めていることでしょう。幸いイオンはその規模の大きさから値上げ要求を飲まず、消費者への価格凍結宣言をしてがんばってくれていますが、お世辞にも傘下に収めたダイエーとの相乗効果がまだ顕著に表れているとはいえず、ダイエーのPBであるセービングを廃止してイオンのトップバリューに統一するなど、効率化に邁進しているところですね。規模の拡大に見合わぬ収益性の低さに喘いでいる状態です。その中でイオンの収益に貢献しているのが、なんといっても本業以外の部門。イオンクレジットの金融部門やイオンモールの店舗開発事業ですよね。これらの事業はうまく回り出せばびっくりするほどの高収益体質を確保できることが強みですよね。

イオンがそこに目をつけ、念願の金融事業、イオン銀行開設に踏み切った理由はここにあると思います。キャンペーンで定期預金金利を年1.1%にするとのこと。主婦にとってはうれしい金利だと思います。家計の財布をにぎる主婦を味方につけることの意味は大きいと思います。あと、保険の販売も競争の激しい分野とはいえ、主婦層の相談窓口のようなコンセプトでいけば、受け入れられそうですね。大手銀行とATM相互活用は賢い決断だと思います。ゆうちょ銀行に続き、またまた、金融市場でこれから巻き起こる顧客獲得戦争に、新たな伏兵が登場しましたね。