☆カナダ大手銀、米地銀を85億ドルで買収(10・3日経)


 カナダの大手銀行、トロント・ドミニオン・バンクは2日、米地方銀行のコマース・バンコープを85億ドル(約9800億円)で買収することで合意した。株式交換と現金を併用する。米東海岸で2000店舗を展開するコマースを傘下に収め、米市場への進出を加速する。

 コマースは米東部ニュージャージー州を本拠とし、総資産で米29位の大手地銀。店舗の24時間サービスなど、消費者向けサービスの充実した銀行として知られる。預金量は約2500億ドル。

 トロント・ドミニオンは米国内でオンライン証券や地銀を保有し、米東海岸の人口密集地への展開を進めている。資源高でカナダドルの為替レートが米ドルを約30年ぶりに上回っていることも買収に有利に働いた。


☆カナダ銀TD、85億ドルで米銀コマース買収(10・3日経)


 カナダのトロント・ドミニオン・バンク(TDバンク)・ファイナンシャル・グループは2日、米銀コマース・バンコープを買収すると発表した。支払いは株式と現金の組み合わせで、買収総額は約85億ドル。2008年の4月までに手続きを終える。 コマースはニュージャージー州が本拠。米東海岸を中心に460の支店を持つ。TDはコマース買収を米国での事業展開の足がかりとする考え。


☆ノキア、米の地図情報システム会社を81億ドルで買収(10・2日経)


 携帯電話機で世界最大手のノキア(フィンランド)は1日、米地図情報システム大手のナビテックを買収することで合意したと発表した。買収額は81億ドル(約9300億円)。世界の地理情報やナビゲーションシステムに強いナビテックを買収することで、携帯電話機による位置情報関連サービスなどを拡充するのが狙いだ。

 ナビテックは1985年設立。2006年の売上高は5億8200万ドル。

 ノキアはマルチメディア対応の高性能携帯電話機「N95」に世界最先端の地図情報と関連サービスを導入した。今後発売する高性能機に、ナビテックの技術を活用した新しい位置情報サービスを導入する見込みだ。


☆米モルガン・スタンレー、住宅ローン部門の600人削減(10・3日経)


 米証券大手モルガン・スタンレーは2日、米国と欧州で住宅ローン部門の社員600人を解雇すると発表した。傘下の住宅ローン会社3社も1社に統合する。住宅ローンの新規市場が縮小しているのを受けてリストラに着手する。

 信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題で、米金融機関は住宅ローンへの取り組みの見直しを迫られている。大手証券では8月にリーマン・ブラザーズも傘下の住宅ローン会社の新規融資をストップ。約2500人を解雇した。

 民間調査会社によると、今年だけで4万人を超す住宅ローン会社の従業員が解雇された。金融業界の年間の雇用増加の3分の1に相当する計算で、米雇用回復の重しになっている。


☆米乳製品大手のディーン、最大700人削減へ(10・3日経)


 牛乳・乳製品大手の米ディーン・フーズは2日、2007年12月通期の業績を下方修正すると発表した。一株利益予想を従来の1.52―1.58ドルから1.25ドルに引き下げた。10月末までに最大700人を削減することも発表した。原料となる乳製品の高騰に加え、商品の値上げにより売り上げが伸び悩んでいるため。


この数日、立て続けに米企業苦境のニュースが報じられています。現在の資源高を受け、カナダやオーストラリアなどの資源国の貨幣が価値を上げた影響もあるのでしょうか。以前なら考えられなかったカナダ企業による米企業のM&Aが立て続けに起こっています。先日為替の世界に大事件が起こりましたよね。それは、カナダ・ドルの1ドルあたりの価値が31年ぶりに米国の1ドルを上回ったというニュース。これはプライドの高いアメリカにとって屈辱的なことだったでしょう。いまや、ロシアに旅行しても以前なら大歓迎だったドルが敬遠され、ルーブル以外受け取らないお店も出てきたそうです。明らかにドル覇権、米経済独り勝ちの時代の終焉が間近に迫っていることを印象づけます。そして、これからも資源高は続き、この流れは続くと私は見ています。それからもうひとつのニュースはリストラがかなり激しくなってきていることです。これは、回りまわって、アメリカの唯一の支え、消費が減退することを意味します。さて、これからアメリカ経済はどうなっていくのでしょうか。なんとか結束力を駆使してこの難局を乗り切っていただかないと、日本の輸出産業にも打撃になるでしょうね。