☆食パン24年ぶり値上げ・山崎製パン (10・10日経)


 製パン最大手の山崎製パンは9日、12月1日の出荷分から約500品目のパンや和洋菓子について平均8%程度の値上げを実施すると発表した。食パンの値上げは24年ぶり。原材料の小麦や油脂、乳製品などが上昇しており、希望小売価格に反映する。敷島製パンなど同業大手も追随する構えだ。加工食品に比べ身近なパンの値上げで、食品の価格上昇に拍車がかかる可能性がある。

 値上げは食パンの「ダブルソフト」で希望小売価格が従来より20円高い220円、総菜パン「ランチパック ピーナツ」が10円高い130円など。あんぱん、バターロールなど全国発売の約300品目を対象とする。菓子類は約200品目で、「まるごとバナナ」を10円高い200円、「具たっぷり肉まん」を5円高い105円とする。

 工場ごとの企画商品で地域限定で販売している約1300品目のパン、1500品目の菓子類についても値上げを検討する。


☆山崎製パン、外食の出店拡大 (10・5日経)


 山崎製パンは外食店の新規出店を拡大する。焼きたてパンを提供するカフェ「ヴィ・ド・フランス」の西日本への出店を2008年12月期から本格化。新業態のレストラン「デリフランス」と合わせ、5年後に300店体制と現在の1.5倍に増やす計画だ。外食子会社の売上高は12年12月期に500億円と今期予想の6割増を目指す。経営支援している不二家の飲食店とノウハウを共有し、同社の再建を早める狙いもある。

 ヴィ・ド・フランスは店内で冷凍生地から焼いたパンを約20種類販売し、飲食スペースを併設している。朝食時から集客できるため、駅ビルや商業施設から出店要請が相次いでいる。


☆ハウス食品、武田薬品との共同会社を完全子会社化

 ハウス食品は1日、武田薬品工業と共同出資するハウスウェルネスフーズ(兵庫県伊丹市)を同日付で完全子会社化したと発表した。ハウスウェルネスは武田が子会社で手がけていた食品事業を、ハウスが買収した際の受け皿会社で、当初の取り決めに基づき、武田が保有する株式をすべてハウスが買い取った。


☆コカコーラ野菜ジュースに参戦 (9・20 ビジネスアイ)


飲料大手が成長が期待される野菜飲料で激しい競争を繰り広げている。日本コカ・コーラが大型商品の投入を決定。これに対し、既存メーカーも防戦に躍起だ。
 健康志向の高まりを背景に、野菜も含めたジュース飲料の売上高は2003年から3年連続で伸びている。とくに野菜飲料が好調に推移し、これが全体を押し上げる要因になったとの見方がされている。
 こうした成長性に着目し、日本コカ・コーラは24日、「ミニッツメイド」ブランドの野菜飲料「野菜と果実の健康レシピ ビューティーミックス」(280ミリリットル入り、136円など)を発売する。同商品を通じ首位のカゴメ、2位の伊藤園の牙城を崩したい考えだ。
 野菜飲料はこれまで、主に自販機での販売にとどまっていた。しかし、野菜飲料は半数以上がスーパーやコンビニで販売されていることから、新商品の投入を機に本格参入を決めた。
 日本コカ・コーラの新商品は、健康効果の成分に加え、肌によいとされるビタミンCや同E、β-カロチンを業界で初めて同時配合し、美容の効果も高めたのが特徴。斎藤敦・ジュースカテゴリー統括部長は「飲みやすさも追求し、義務的に飲んでいる層の需要を開拓したい」と意気込みをみせる。
 一方、シェア50%超と首位のカゴメは、2004年に発売した「野菜一日これ一本」(280グラム入り、158円)に含有されている野菜の種類を25種類(従来21種類)に増やし、8月21日にリニューアル発売した。1日あたり野菜350グラムを摂取する厚生労働省の提唱にも対応しており、幅広い層の支持を得ているという。
 野菜飲料をお茶と並ぶ柱と位置づける第2位の伊藤園も、12種類のビタミンを含む野菜飲料「ビタミン野菜」(280ミリ、158円)を先月27日に発売した。ビタミンCとビオチンの含有量が厚労省が定める基準を満たしているため「栄養機能食品」の表示が認められており、この点をアピールして拡販に力を入れる。このほか有機野菜を使うなど素材にこだわるなど、健康を前面に押し出した商品も販売している。
 
野菜飲料の2006年の市場規模は1713億円(カゴメ調べ)。2001年をピークに一時、売上高が前年割れに陥ったものの、最近は右肩上がりの状況。「あと10年以内に野菜系飲料が果実飲料を抜く可能性もある」(伊藤園)と予想する向きもあって、効能を重視した商品開発競争も激しくなりそうだ。


小麦粉や砂糖の原材料高の波にのまれ、ついにパン業界の王者、ヤマザキパンまで24年ぶりの値上げにふみきることになりました。今後もこの原材料高、さらに商品輸送費の値上げは続くとみられ、企業価値向上待ったなしの状態になった食品会社。ヤマザキパンの外食事業強化もパンの製造だけではこの人口減の中限られたパイの中での奪い合いになるということを見据えた上での決断でしょう。確かにこれは、不二家との相乗効果を高めるためにも外せない戦略でしょう。パンに強いということをアピールしてモーニングのセットメニューのようなものを気軽に提供するような店舗開発をすれば成功するような気がしますが。今は、早朝出勤が増えていて、外で朝食を食べる人が増えているようなんです。その他にもちょっと小腹がすいた時などモーニング風のメニューって重宝しますものね。ヤマザキパンの外食強化に見られるように、最近、食品会社の、縄ばりを度外視した異業種への進出がよく目につきます。例えばハウス食品の健康食品強化。ちょっと前に私はTVのCMで気づきました。ジャニーズの嵐が「C-1000タケダ」ってアピールしてたはずだったのに、いつのまにかハウスってなってたからあれって思っていたのです。そういえば、嵐はもともとオーザックなどハウス食品のCMにも出演していましたね。こんなところからも両社の親密度が分かるわけですね。日々の暮らしの中にも色々なヒントが隠れているものですね。そして、コカコーラも最近は企業イメージがガラリと変わって、どんどん健康分野に重点を置いてきています。。コカコーラは、いまや、炭酸がぬけると砂糖水のように甘いコークだけの会社ではないんですね。爽健美茶がヒットした頃からどんどん健康飲料に進出していますね。そしてついに、カゴメ、伊藤園に挑戦状をたたきつけるまでになりました。これからのバトルが見ものですね。これはかなりの脅威になると思います。これからも、この、業種を超えた新商品の展開は食品会社にとっての生き残りに外せないものとなり、ますますその勢いは増していくと考えられます。そして、それは同時に、メーカー・小売・中食・外食といった枠組みをとっぱらった、異業種のM&Aなどにも発展していくと思われます。







(10・2日経)