☆サブプライム関連損失、最大23兆円に・IMF試算(9/25日経)
国際通貨基金(IMF)は24日、国際金融の安定性に関する報告書を発表した。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に強い懸念を表明し、金融機関などに最大2000億ドル(約23兆円)の損失をもたらす可能性があるとの試算を明らかにした。
サブプライム関連の損失を巡っては、米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が7月時点で最大1000億ドルと見積もっていた。ただ、20日の議会証言では「最も悲観的な予想をはるかに上回った」と述べており、市場でも最大2000億ドルまで膨らむとの見方が浮上している。
IMFはサブプライム問題の余波が少なくとも来年まで続くと指摘。「損失の計算は前提次第で大きく異なる」としながらも、1700億ドルと2000億ドルという2種類の試算を提示した。
☆独州立銀、最大手と2位で統合構想・サブプライム波及(9/25日経)
ドイツの州政府などが出資する州立銀行1位のバーデン・ヴュルテンベルク州立銀行(LBBW)と2位のバイエルンLBの経営統合構想が浮上してきた。24日付で欧州の主要紙が一斉に報じた。実現すれば総資産規模でコメルツ銀行を抜き、独銀行業界でドイツ銀行に次ぐ2位となる。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題の欧州への波及をきっかけに銀行の合従連衡の動きが活発化してきた。
LBBWは独南西部が基盤、バイエルンLBは同南部を本拠とする。先週末までに州政府首相レベルで統合の可能性についての話し合いが始まったという。
LBBWは、サブプライム問題の余波で資金調達に行き詰まった中堅州立銀、ザクセン州立銀行を来年1月1日付で買収することを決めている。ザクセンを合わせた3行の総資産合計は前年末時点で約8500億ユーロ(約138兆円)と、約6000億ユーロのコメルツ銀を抜く。
☆三菱UFJサブプライムで大幅評価減(9/23 ロイター)
三菱UFJフィナンシャル・グループは、保有している投資有価証券の一部について、大幅な評価減を実施する必要が生じる可能性があると明らかにした。米サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題に端を発するクレジット市場の混乱による影響だとしている。
同社は、米証券取引委員会(SEC)への報告で、市場が「下落もしくは適切な価格がついていない」ことから、一部の証券の価値が下がった、と説明した。
同社は「米クレジット市場の低迷によって、世界的に株式市場の動きが非常に不安定になる可能性がある。外為相場も同様だ。それがわれわれの業績に影響を与える可能性がある。クレジット市場の状況が引き続き悪化すれば、資金調達の仕組みを調整する必要が生じる可能性がある。資金調達コストが上昇する可能性もある」と指摘した。
今日も、サブプライムの深刻さを物語る数多くの記事を発見しました。ドイツの銀行の合併、先日よりも、規模の大きなものになってきています。傘下の投資会社が被ったサブプライムの被害が、こうして銀行本体までも揺るがしてしまうのが、この問題の真の怖さですよね。複雑な金融工学頼みにしたツケが訳の分からない魔物となって、今、世界の中堅金融機関を苦しめています。超巨大投資銀行だけが生き残る運命なのでしょうか。
日本は被害が少ないとみられていますが、三菱UFJの記事でも分かるように、今後、サブプライムの全貌が
徐々に明るみに出るにつれ、日本の金融機関に及ぼす影響も今まで以上になるということが分かってくるはずです。話は変わりますが、傘下の投資銀行が本体を苦しめる欧州の銀行を見ていて思い出したのが大手銀行傘下にある消費者金融会社。今、ビジネスモデルが崩れて大変な状態にあります。これが、サブプライムのように次は銀行本体を苦しめることにならないか・・・。本当は、こちらの方が心配なのです。