☆グリーンスパン氏「サブプライム問題、重大さに気づかず」 (日経ネット)

 米連邦準備理事会(FRB)のグリーンスパン前議長は米CBSテレビのインタビューで、信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に触れ、2006年1月末の退任直前まで事態の重大さに気づいていなかったと述べた。CBSが13日、16日に放映するインタビューの抜粋を公開した。
 前議長は安易なサブプライム融資が横行していたことを認識していたが「05年の終わりから06年に入るまで重大さに気づかなかった」と指摘。この問題を甘く見て、事態を放置してきた責任を率直に認めた。
 ただ「金融監督当局が対処するのは極めて難しかった」と弁明した。前議長が主導した01―03年の金融緩和がサブプライム問題の一因になったとの批判についても「誤解だ」と反論した。


☆イラク戦争「石油が目的」前FRB議長、回顧録で政権批判

 【ワシントン17日共同】国際金融市場に絶大な影響力を振るったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長が17日発売の回顧録で「イラク戦争は主に石油が目的」と指摘、財政面でも「制御不能な歳出」を放任したなどとしてブッシュ政権を痛烈に批判した。

 18年半にわたってFRB議長に君臨、81歳の今も発言が注目される自称「リバタリアン(自由至上主義)共和党員」の前議長の回想だけに、米政財界に波紋を広げている。

 前議長は回顧録「動乱の時代―新たな世界での冒険」の中で、ブッシュ政権が大量破壊兵器の脅威をあおってイラクに侵攻し「『イラク戦争は主に石油が目的』という周知のこと」を政治的に認めようとしなかったと指摘した。

 ブッシュ政権の経済政策については「制御不能な歳出に対し、大統領が拒否権を行使しようとしなかったことが最大の不満」として、議会と対決せず財政健全化を怠ったと苦言。政権内で政治的問題が優先され「経済政策の綿密な議論や、長期的影響の勘案に重点を置いていなかった」と酷評した。


こないだまで、アメリカの経済の顔として、君臨していた全FRB議長、グリーンスパン氏が、どうやらアメリカ離れを起こしているような感じがしますね。サブプライム融資放置への責任を認めたり、イラク戦争を非難したり、なんだかもうアメリカのことを見離しているような口ぶりが気になります。

そこで、日経の過去の記事をたどっていくと・・・・・。あっありました。8月14日の記事ですが、なんと、グリーンスパン氏、現在、ドイツ銀行のシニアアドバイザーに迎え入れられているとのことです。マエストロのことですから、とっととアメリカに見切りをつけて、欧州に飛んで行ってしまったのでしょうか。 

とにかく、今、アメリカの政治も気になります。ブッシュ大統領の側近が続々と政権から離れ、レームダックぶりが

より鮮明になってきています。政治が不安定な国にマネーは流れていきませんからね。

さて、18日、バーナンキ議長は、どんな金利政策を決定するのでしょうか。フェデラル・ファンド金利の誘導目標を0.25~0.5%引き下げるとみられていますが、私は0.25%の方がいいと思います。今は、インフレ退治よりも、マネーの流出の方が気がかりです。マネーは金利が高い国へと流れていく習性がありますからね。少しでも下げ幅を少なくした方が・・・と思うのですが、市場インパクトを考えるなら、思い切った決定もありえるかもしれません。

とにかく、波乱の予感のアメリカ経済に要注目です。