☆「ハイブリッド店舗」増える(9/3日経)


カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)はAVソフトレンタル店「TSUTAYA」の出店を大幅に増やし始めている。柱になるのが書籍販売やカフェと組み合わせた複合店舗だ。今年7月横浜市営地下鉄のセンター駅近くに開店した「TSUTAYA港北ミナモ店」。約2千700平方メートルの店内には映像ソフトやゲームソフト、書籍販売のコーナーもあり、「スターバックス」のカフェが併設されている。販売している本や雑誌はカフェで自由に読める仕組みだ。利用客の滞留時間や来店頻度を増やし、「ついで買い」「ついで借り」を促している。サンリオも今年3月、郊外型百貨店の堺北花田阪急店内にあるキャラクター商品売り場にセルフ式のカフェ「サンリオスウィーツ」を併設した。カフェで休憩した後、ついでに雑貨売り場に足を運ぶ客が増えている。


☆異色のとりあわせ


物販と飲食などの複合店舗はこれまでにもあったが「ちょっと意外な取り合わせ」のハイブリッド店舗が増えているのが最近の傾向だ。フィットネスクラブ運営のセントラルスポーツは今年5月、東京・世田谷に複合施設「ウェルネスタウン成城」をオープンした。天然温泉とエステなどが楽しめる温浴施設や有機野菜を使うレストランなどを併設。今後は年に1店舗のペースで複合施設を開業する計画。運動しない人も楽しめる施設を備えて主婦や高齢者を取り込んでいる。競争が激化しているドラッグストア業界。北陸が地盤のクスリのアオキは今年6月、石川県小松市で小型フィットネス施設とドラッグストアの複合店舗を出店した。管理栄養士を常駐させ、生活習慣病の栄養指導も行う。ウエルシア関東など食品売り場を併設し、「ついで買い」の増加を狙う企業もある。バブル期までとは異なり、若者がどんどんモノを消費することをあてにできない現在は複合店舗の「ついで買い」促進効果を無視できない。さらに、複合店舗は若者から高齢者まで客層の多様化につなげやすいメリットもある。ハイブリッド型店舗に期待する企業は今後ますます増えそうだ。


記事のように、ユニークな組み合わせの複合店舗が増えています。ツタヤの読みは正しいと思います。

レンタルをする時、膨大な商品の中から決めるわけですから、とにかく時間がかかるのです。ゆっくり選びたくても、待ってる家族がいる場合など、気が気じゃなくなって、妥協して手早く決めることになってしまいます。それが、スターバックスなどで家族にゆっくり待っててもらうことで、余裕が生まれ、じっくりと選び、ついで借り、ついで買いにつながることになります。現在は任天堂のソフトなどが貢献して、ゲームソフト販売も収益に貢献していると思いますが、近い将来、任天堂などメーカーは、オンライン販売を始めるととのことなので、ツタヤやゲオなど、危機感をもたないといけないと思います。DVDのレンタルでもすでにオンライン化が進んでいますからね。飲食店をもってくるのはいいアイデアだと思います。家族みんなで楽しめる店舗、それがキーワードです。


もう1つハイブリッド型店舗で成功をおさめている会社を紹介しましょう。カラオケ機器最大手の第一興商です。このところ利益率が改善しているのは、カラオケ店と飲食店の複合施設を運営する好採算の店舗事業のおかげです。同一ビル内に併設することで飲食店の客をそのままカラオケに誘導でき、厨房の共通化で経費の抑制効果も出るのです。飲食店では10以上の業態を用意し、地域の特性に応じて和食やアジア料理などを使い分けています。食事後に同じ室内でカラオケを楽しめる宴会特化型の業態も開発し、様々な顧客の需要を取り込んでいます。飲食店は今のところ首都圏が中心だが、カラオケ店は全国に200店強持ち、複合店舗の展開余地は大きそうです。

ただ、カラオケ市場は若者の減少などが影響し、業績が大きく崩れるリスクは少ないが、成長期待は持ちづらいですね。そこで成長路線を維持する決め手となるのが、私は海外進出だと思います。カラオケは日本独自の文化ですが、典型的なサービス業。製造業とちがって、原価率は低く抑えられ、人口の多い国に根付けば、爆発的な利益をもたらすと思うのです。日本の歌が受け入れられてる韓国や台湾の方が根付く素地はありますが、人口の多い中国などでブームになれば、まちがいなく金の卵になるでしょうね。中国の人は宴会が好きそうですし・・・。だけど、著作権の問題などの法整備がかなり難航するでしょうね。その他の企業でいえば、私はユニクロなどの大規模店舗で、飲食業との複合店舗をすれば、集客力が高まると思います。服も、選ぶのなかなか時間かかりますからね。百貨店も、集客力を高めたいなら、有力店とのコラボが絶対いいと思います。その百貨店自身がフランチャイズの法人オーナーになって、店を展開するのです。今はやりのクリスピードーナツみたいな、目玉になる店を探しだして、海外から誘致するのも一手ですね。今後も、ハイブリッド店舗戦略の進化から目が離せません。