☆産油国 新エネルギー競う(8/25 日経)
中東のペルシャ湾岸の産油国が太陽光、風力、バイオエタノールといった新エネルギーの開発や利用拡大で競い始めた。アラブ首長国連邦(UAE)は地球温暖化に対処する省エネ地区の建設を相次ぎ発表、9月には日米欧の企業を招き太陽光発電装置の入札を実施する。各国では人口増を背景に国内のエネルギー需要が急増。経済を支える石油輸出量は確保しつつ、次世代技術を導入する狙いがある。原油価格が高騰し、輸出で潤う中、各国が新エネルギー開発を手掛ける理由は、①国内の石油消費を減らし、一定の輸出量を確保 ②化石燃料の消費拡大を推し進める地球温暖化の元凶という悪いイメージの払拭 ③急成長が見込まれる環境関連産業への参入などだ。ただ、新エネルギー開発は自国で安く確保できる石油に比べるとコストが高い。ベルシャ湾岸は日照時間が長く、太陽光のメリットを受けやすい地域だが、太陽光発電の費用は「産業用に提供する電力料金の10~20倍」という。サウジ、UAE,クウェート、カタールの湾岸主要四産油国では07年から11年までに計258億ドルを投じ、2690万キロワットの発電能力を増強する。
石油がいっぱいあるはずの産油国までもが新エネルギーにしのぎをけずるというこのニュース、意外ですよね。それだけ地球の温暖化が環境に及ぼす影響が深刻で、なんとかしなければって気持ちを、誰もが持っているということです。この夏特に中東の電力不足は深刻でした。原油高による経済成長に加え、猛暑の影響で電力需要が急増し、供給拡大が追い付かず、計画停電を始めた国もあったとのことです。いくら産油国で石油がいっぱいとれても、石油はあくまでビジネスになる商品。自分の国では環境に優しい太陽光発電や風力発電を普及させたいのですね。それに加え、頭のいいオイルマネーは、環境ビジネス参入に、新たなチャンスの匂いを感じとったに違いありません。しかし、いくらお金があっても、まだまだ
環境産業の中での技術力の面からいえば日本企業の力が必要になってくることが必至です。どの企業のどの技術が採用されるのか、熾烈な戦いが続きそうですね。
☆ホンダ、光発電に本格参入(7/16 日経)
ホンダは2009年春までに全国200の販売店網を整備して家庭向けの太陽光発電システムに本格参入。子会社のホンダソルテックで太陽光発電パネルの量産工場を10月に稼働。あわせて工務店など70店の販売代理店を組織して全国発売を始める。09年春までに工場をフル稼働させて年9千戸分の供給体制を敷き、代理店も二百店に増やす。標準的な家庭向けで百八十万-二百万。昨年度の国内販売数(六万二千戸分)の約15%に相当する規模で、先行するシャープや三洋電機に対抗する。
自動車メーカーといえども、今はもう環境技術で勝負する時代になってきましたね。日本の自動車業界がここまで躍進できたのは確かに、低燃費車の開発、環境に優しい車の開発で世界シェアを高めてきた
努力の賜物です。だからこそ、今のような原油暴騰の時代になっても十分生き残れるのです。この時開発した環境技術を更に発達させれば、自動車メーカーといえども、最先端の省エネ製品を開発でき、世界の市場でそれが受け入れられれば、真の世界的電機メーカーにもなれるのです。そういえば、ホンダもすごいロボット開発していますし、トヨタもうかうかしてられませんね。どこが世界を制するのか。
環境技術の切磋琢磨が今後も期待されますね。