東芝 ウラン権益を取得へ

8/10日経の記事によると、東芝がカザフスタンのウラン鉱山権益を取得するとのことです。55%分を保有する丸紅から22.5%の譲渡を受け、取得額は数百億円規模とのこと。さらに東芝は傘下の米原子力発電機器大手ウエスチングハウスの1部株式をカザフ国営企業に譲渡する方針。東芝本体も権益を取得することで世界第2位のウラン埋蔵量を誇るカザフとの関係を強化、内外の原発商談での競争力を高めるとのことです。

この記事を見て感じたのは、まず、東芝の本業ってなんだったのかなぁということです。確かにこれからの時代、原発事業は当たれば大きなビジネスです。そして、米国や中国でも石油に代わるエネルギー確保の手段として

原発建設計画がたくさんもちあがり、ウラン価格はこの5年で10倍に上がり、13年以降は世界的な供給力不足が表面化する可能性があるとのことです。だから巨額投資で傘下におさめたウエスチングハウスを生かすためにも今回のウラン権益取得はさらなる飛躍のためへのステップだったと考えられます。目のつけどころは確かにいいとは思うのです。でも、こういう当たれば大きなビジネスは、逆にいえばはずれた場合のリスクも大きいということになります。

世界株安、貴金属や非鉄に波及

8/11日経記事によると、サブプライムローン問題を発端にした世界的な株安が貴金属や非鉄金属などの国際商品にも波及しているとのことです。信用収縮を懸念したヘッジファンドなど投機筋が手じまい売りを加速しているとのことです。このように、長い目でみれば需給面から値段が高くなりそうな貴金属や非鉄でも、今回のように世界恐慌の懸念が出てきた場合、あっという間に急落するリスクがあるのです。なにがおこるか分からない世の中、歯車が狂った場合のリスク管理も常に必要になってくると思います。


原子力発電所は、7月の新潟県中越沖地震での東京電力の場合のように、事故や操業停止のリスクを常にかかえています。ですからこの事業にかかわるなら、本業として全力投球できる企業にしていただきたいです。

私としては、東芝にはサザエさんのスポンサーということもあり、もっと地に足のついた身近な事業、本業に回帰していただきたいのですが・・・。