☆サブプライム問題世界に飛び火
8/7にとりあげたサブプライム問題、思っていたよりもおおごとになりそうです。仏大手銀BNPパリバ、オランダの投資会社NIBC、豪投資銀最大手マッコーリー銀傘下の投資ファンド、中国銀行など、軒並み損失が明らかになってきました。日本でも新生銀行が約34億円、あおぞら銀行が約44億円の関連評価損を公表しています。1部の第2地銀や信用金庫も関連商品を購入している可能性もあるとのことで、今後もどんどん、世界中でサブプライム関連の損失があかるみに出そうです。これを受け、欧州中央銀行(ECB)は約10兆円、FRBも4兆円の資金を短期金融市場に供給したとのことです。不安を鎮静化し、混乱を最小限にとどめるためですね。今回の問題で米国に利下げ期待が高まり、日本でも8月に予想された利上げ、雲ゆきがあやしくなってきた感じがします。今回の事件をきっかけにアメリカから投資資金がどんどん逃げ出していくと、世界経済も大混乱すると思われます。ヘッジファンドなどの清算があいつぎ、円のキャリートレードの巻き戻しが起こると、急激な円高になるかもしれません。
もし、そうなれば、トヨタをはじめとした輸出企業、外貨建て資産を大量にもつ任天堂など、今まで絶好調だった企業にも大打撃となり、せっかく回復基調だった日本経済に冷や水をあびせかねません。
☆オリックスストップ安
前日の相場で気になったこと。それはオリックスのストップ安です。第2、4半期以降にサブプライム関連の損失が出る可能性があると伝わったオリックスは値幅制限の下限まで売られて比例配分しました。私はこのニュースに大きな潮目の変化を感じました。武富士、アイフルなど、メガバンクの後ろ盾のない消費者金融の不祥事、そして村上ファンド事件、こういった逆風も難なく乗り切ってきたオリックス。どんなすごい人脈があるのかと不思議に思っていたほどですが、そろそろほころびが出はじめたような気がします。今回サブプライム問題で多額の損失が明るみに出た野村ホールディングス、そしてオリックス、今まで最強だった独立系トップ企業が、ひょんなことから足元をすくわれて、外資につけこまれたりしないよう、しっかり気をひきしめてもらいたいものです。