バンダイが3月末に発売した携帯液晶玩具「Human Player」(2980円)の売れ行きが好調だ。販売台数は9月までに20万台に達する勢いで、来年3月までに目標の50万台を上回る見通し。性格判断と人間観察を組み合わせた独自性が若い女性にも受け、人気を後押ししている。「待ち合わせ時間はきっちり守る。」「涙もろいほうだ」など50の設問に答えると、事前に設定された22種類の中から自分に最も近い人格を選択。この「分身」が玩具の中で勝手気ままに生活を始める。自宅で寝たり、入浴したり、会社では仕事するふりをしながら実はサイトを見ていたり。玩具の持ち主はそうした様子を観察する。類似品はあるが単に性格を分析するだけのものが多い。バンダイではその点で独自性を打ち出せると読んだ。ヒューマンプレイヤーは自分のほかに友人も含めて最大16人分の人格を登録して、その人格が玩具の中で実際の人間社会のように交流する点が大きく違う。「マイペースな自由人」「裏道の一匹狼」など性格の区分けにも工夫を凝らした。相性の良い男女がデートしたり、いつもケンカする相手が登場したりする。現実社会さながらの「コミュニティー」が小さな画面の中で繰り広げられ、笑いを誘う。」(8/4日経)

ちかごろ、「セカンドライフ」のように自分の分身が疑似世界で生活するゲームがはやっているのは、世相をよく反映していると思います。現実世界から一時的に逃避することで心のバランスをうまくとっているのでしょうね。忙しくて複雑な問題で頭がいっぱいの人が、ゲームの中で自分の分身がお気楽に遊びまわっている姿を見て妙なやすらぎをおぼえたり、またいつもの同じ生活パターンにあきあきしている人が、ゲームの中で一生懸命冒険している分身にはげまされたり・・・。なかなか現代人のツボをおさえたゲームだと思います。バンダイは世相をうまくとらえた商品を開発する力のある企業だと思います。このゲームが大人版たまごっちのような位置づけになればまたブームを巻き起こせるかも?