「ローソンはコンビニエンスストアの24時間営業体制を見直す。全国に約8500店ある店舗のうち採算性が低い店の営業時間を短縮し、売り場面積も縮小する。主に地方で売り上げ低迷を理由に閉店するオーナーが増えている。ローソンは地方店舗の採算を改善し、店舗網を維持するため大手コンビニでは初めて24時間営業の原則を変更する。コンビニ業界は店舗増で市場が飽和しているうえ、低価格販売するスーパーやドラッグストアとの競合も激しい。地方の店を中心に運営コストを減らし、採算性を高めて店舗を維持することが業界全体の新たな課題になっている。」(8/3日経)

この記事を読んで思ったのは、まずコンビニの定義って何?ってことです。ずばり、全国どこでも24時間営業という安心感じゃないでしょうか。深夜まで働きづめでくたくたのビジネスマン、夜回り中の警備員、夜勤明けの看護婦さん・・・。そういう人達が思い立った時にいつでも行ける便利さがコンビニの存在意義ではないでしょうか。確かに過疎化が進み、しかも早寝早起きのご年配が多い地方での24時間営業は必要ないという意見が出るのもうなずけます。でも、店舗数を減らしたくないばかりにその大事な定義を失うことは業界にとって大きな損失だと思います。店舗の数よりも質、他の店にはない独自性を生かす方が長い目で見れば絶対いいと思うのです。

「千葉県市川市の「ローソンプラス欠真間店」。平日の夕方以降、揚げ物がよく売れる。「わざわざスーパーに行かなくても揚げ物が買えるようになって便利」(60歳女性)などの声が寄せられる。近隣にある幼稚園が午前中で終了する日には野菜コロッケ(100円)や春巻(60円)を昼食用に買いに立ち寄る親子連れが目につく。これまで男性に好まれるフライドチキンを中心に販売していたが、2月から主婦向けに総菜の品ぞろえも拡充。同店は5か月間で関連商品の売り上げが1・5倍になった。(8/2日経)

ローソンは数少ない成長分野である店内調理品を充実させたローソンプラスや、健康志向に配慮したナチュラルローソンなど独自性のある店舗を増やしていますがこの記事にあるように売上げも順調みたいですね。ドリンクの値段をいたずらに下げたり、営業時間を短くするよりも、地域の人のハートをとらえる名物メニューを開発できた企業がこれからは生き残ると思います。たとえばファミリーマートではフライドチキン(126円)と骨なしチキン(140円)、両方で2007年2月期に1億本売れたそうです。日本ケンタッキーフライドチキンが年3億本程度売れるそうだから相当な量売れているといえます。たとえばこのチキンに健康志向をとりいれ、秘伝の健康スパイスで味付けしたチキン、健康油であげたチキン、という風にどんどん進化させたらどうでしょうか?ケンタッキーをおびやかす存在になれるかもしれないのです。新しいアイデアをどんどん取り入れ地域に旋風を巻き起こす、そんなコンビニであってほしいです。