私が最近興味を持った銘柄にリケンがあります。新潟中越沖地震で被災し、操業停止したのを受け、自動車メーカー全12社が生産を休止したのには正直びっくりしました。同社が高シェアを持つ100グラムに満たない変則機部品が手にはいらないことで日本の自動車産業が一時休止に追い込まれたのです。「リケンの被災現場にはトヨタ、ホンダ、日産などほぼ全社が計650人にのぼる応援部隊を派遣、復旧を急いだという。リケンはエンジン部品のピストンリングで約5割、変則機部品のシールリングで約7割ものシェアを持ち、さらに大手自動車の系列に属さないので幅広い顧客を持つ。自動車メーカー側は必要な部品を早期に確保したい思惑も働き、惜しみなく応援要員を送りこんだようだ。」(7/20日経より)このニュースを読んでピピッときたのは、自動車部品会社おそるべし・・・ってことです。特に高シェア高技術の会社は要注目。なんせ日本が誇る50兆円産業の息の根を一瞬でも止めてしまったんだから。逆にいうと、もしこういう会社を外資にのっとられでもしたら日本のメーカーどうすんの?ってことです。トヨタの誇る「カンバン方式」の在庫をもたないっていうことが今回裏目にでてしまったわけですが、自動車部品会社の隠れたすごさを思い知らされた出来事でもありました。リケンは今回のことを教訓にピストンリングを分散生産することにしたみたいですね。やっぱりこれだけ影響力のある会社だと様々なリスクを想定しなければいけないですね。