先日、角野隼斗さんのショパンのベンチのことを書きましたが、昨年8月のNHKBSの「街角ピアノ 角野隼斗 ポーランドを行く!」の中で、角野さんがショパンのベンチに座っていたのを思い出して、録画してあった番組をもう一度見てみました。


去年の8月には、私はまだピアノを再開していなかったので、ただの角野隼斗ファンとしてぼうっと見たのでした。

今回、じっくりと見直したのですが、だいたいは覚えていました。


ショパンのベンチは、「小犬のワルツ」でした。絶対音感の角野さんは、「キーが違う!」と言ってました。すごい!


番組の前半は、ワルシャワなどでの人との出会いで、後半は、『戦場のピアニスト』のシュピルマンを追うような構成でした。

角野さんが「この映画が好きで何度も見たし、高校時代には本も読んだ」と言ってました。


そこで、私も本を読もうと思いました。

そして、本を買おうと思って、Amazonを見ました。

初版は2000年、映画の原題の『ザ・ピアニスト』。

旧版は2003年、『戦場のピアニスト』に改題されました。現在は新装版が2023年に出ていることが判明。

買おうと思ったのですが、市立図書館を調べてみたら、新装版があることがわかったので、借りてきました。


その本は、2023年に出版されて、すぐに図書館が購入したのに、まっさらの状態で、きっと誰も読んでないと思われるくらいきれいな本でした。


新装版の序文には、シュピルマンの次男の文章が10ページあります。

「父方の祖父母がいない」とか「父が家族について決して語らない」と言う言葉が冒頭にあり、それを読んだだけで胸が苦しくなりました。

まだ途中までしか読んでいませんが、映画ではほぼ忠実に描かれています。


ドイツ軍のホーゼンフェルト大尉に出会ったときに、映画の中で、シュピルマンはショパンの「バラード第1番」を弾きますが、本当は「ノクターン 遺作 嬰ハ短調」を弾いたのです。


本を読みながら、映画の場面を思い出しています。

映画は美しく描かれていますが、本を読むと美しくない世界が想像できます。シュピルマンの文章から、リアルな様子が目に浮かびます。




というわけで、角野隼斗さんに影響を受けている日々です。

とっても美しい旋律の「ノクターン 遺作 嬰ハ短調」が弾けるようになるなんて、自分でも驚いています。毎日、気持ちよく弾いています。