想うことは重いものなのかも知れない
ふと思った
言葉にしていなくても
ただひたすらに想っているだけでも
もしかしたらそれは子供にとって
親の愛情の押し付け以外の何でもなくて
ただ想われ過ぎて重いと感じるだけなのかも知れない
親は子供が例えどんな状況でも
自分のことを楽しんでいる方が子供は嬉しいのかも知れない
もちろん必要な時に必要な手を差し伸べることはまた別で
それは手を抜いてはいけないことなんだけれども
やってあげるべきことをきちんとしてあげることと
想うことは違うのかも知れない
そう思うのは
息子が私が最近あまり一緒にいる時間がないので
自分の時間が出来たので大好きな俳優のDVDを観ていたり
私が子供の頃には出来なかったゲームを思う存分していたりする姿を見て
相当嬉しそうだからだ
私が楽しんで時間を過ごしていることが何より息子が喜ぶように思うからだ
私は息子に綴る愛情を
息子に言葉にして伝えることはないのだけれど
きっと息子は私がパソコンに向かってキーボードを打っている時
必ず自分のことを綴っていると思っている
そうではない時もあるんだけれども
そうであることが多いから
中身は読んでいなくても
きっとわかるんだ
ずっと一緒に生きているから
私が何かで涙を流す時
それが今までの人生の辛さを走馬灯のように思い出すからだとか
そんなことももしかしたら伝わっているかも知れない
だから私がテレビを観て流す涙を見て
息子はさっさと自分の部屋へ行ってしまうのだろう
自立心の目立って来た近頃
私は息子のことを放っておくことをしなければと思って
でもなかなかそれが出来なくて
過干渉になっているのが自分でもイライラするのに
なかなかそこから脱せなくて
そして息子に怒りを起こさせている
きっとそんなやり取りの中で私へ怒りを覚えることも
彼にとっては成長の一つでしかないのだろうけれども
怒りを爆発させることも一生の中で一時は必要なんだろうけれども
ずっと穏やかな息子しか見てなかった私は一瞬動揺する
怒っているといっても
たいしたことはない
癇癪を起しているほどでもない
私でもイラっとしたらそのくらいするであろう机を叩くくらいのものだ
男の子ならそういうことは一度ならずとも経験するんだろう
何に対してかわからない苛立ちを
どこへぶつけたらいいのかわからないでいるから
余計にイライラする思春期
そこへ母が余計な干渉をしたら
怒りを増長させるだけだろう
放っておくのが一番いい
見て見ぬふりが一番いい
「何か困ったことがあったらどんな場面であっても
お母さんがどんなに忙しそうでも今は言えないと思わないで
お母さんの腕を掴んで言いに来て。
その時は必ず君の言葉を受け止めるから。」
そう小学生の時に話した
「中学生になったらもっともっとお母さんに話しにくくなると思う。
だけどそれでも人生が駄目になるよりはお母さんに話すほうが
ずっと楽なことと思って欲しい。
何かされたからと学校へすぐ電話したりは絶対にしないから。
一番良い方法を一緒に考えるから。
いつもはお母さんに反抗したり文句言って突き放していてもいいから
どうしても困った時だけはどうか話しに来てほしい。」
そう話した。
その時の言葉を君が覚えてさえいれば、
放っておいて大丈夫と思っている。
きっと君は覚えていると思っているから。
母が重いと思われないように
私は私の楽しい毎日を生きよう
息子は息子の人生をきっと精一杯生きているはずだから
自分の息子を信じよう
桜 歩美