桜ひとひら | 綴り

綴り

毎日の綴りです。

桜ひとひら舞い落ちて

心の涙の滴の代わりに溶けていく


心の痛みとはわかり合えぬもの

そうと知っていても

心が傷ついていくのを止められない


「はぁ・・いたぁい」


胸をさすると

少しの動悸と苦しさと

溢れだす不安とでいっぱいになる


こんなことで僕は負けたくない

今まで築いたこの幸せを

こんなことで僕は零したくない

絶対最後まで掴んだ幸せは離したくない


君の言葉

心に響く

うんと響く

痛いほどに響く


桜の花は咲くのだろうか

桜の花は散るのだろうか

まだ蕾もない桜の木を見ては

考えている


そうして不安を紛らわす

たくさんの愛と優しさに包まれて

僕はここまで歩いてきた

一人で歩いてきたわけじゃない


ずっと僕が笑える日を

待っていてくれた人がいる

すぐ傍に


ぐっと来る不安と闘う

ここまで何とか歩けたから

きっとこれからも大丈夫

絶対大丈夫


信じるのは自分だけ

自分を信じる

過ぎ去った過去はもう思い出しても仕方ない

僕が大切にすべきなのは未来なのだから


桜ひとひら手のひらに

きっと舞い落ちて

僕の涙の代わりとなって溶けていくだろう



桜 歩美