介護療養型医療施設とは、主に医療機関によって運営されている充実した医療ケアを受けることが可能な介護施設です。利用者100人に対して医師3人が常勤とされており、看護師の職員配置も手厚くなっています。たん吸引やインスリン注射といった医療処置が必要な方であっても利用しやすいのがメリットです。機能訓練を受けるための設備も整っています。居室は相部屋であることがほとんどで、利用料が安めな点も特徴。居室の他にリビングや食堂といった共同スペース、診療室などの設備から構成されており、病院に併設されていることも多いです。看取りケアも対応できますが終身型の施設ではなく、症状が改善した場合に退所することになるケースが存在します。イベントやレクリエーションなどの生活の援助についても少なくなっています。
介護療養型医療施設は一般的な介護施設と比較しても医療体制が手厚いことから、夜勤時に利用者に異変があった際にも迅速に処置しやすいのもメリットです。普段は体調が落ち着いている利用者でも、急な体調の変化はよくあることです。中には介護士だけで判断しきれない体調の変化もあるため、こういった場合にも慌てずに応援を仰ぐことができるのです。
介護療養型医療施設は、利用者の中には医療を必要としない高齢者も多い問題がありました。さらに厚生労働省が医療は医療機関、介護は介護施設で行うという方針を打ち出したことから、介護療養型医療施設は廃止が決定しました。介護療養型医療施設の代わりとして誕生したのが介護医療院です。一人当たりの部屋の面積を大きくするなど、介護が必要な高齢者の生活施設としての位置づけが明確になっているのが特徴です。レクリエーションやボランティア活動も行っています。しかし、医師が配置されている点は変わらず、介護と同時に医療ケアが受けられるメリットを引き継いでいます。介護医療院についてはこちらのサイトで詳しく特集されてるので、参考にしてみてください。