こんにちは！
ミント新宿店MLB担当のホソミです。
大きな盛り上がりを見せたストーブリーグも落ち着き、いよいよ今シーズンに向けてのキャンプインが待ち遠しくなってきました。
そんなMLBは先日、2020シーズンのプロスペクトランキングを発表しました。
『プロスペクトランキング』とは、そのシーズンに活躍の期待される若手有望選手を集めたランキングです。日本プロ野球界にはあまりない文化ですが、2018年度版では1位に大谷翔平選手(LAA)、2位にロナルド・アクーニャJr.選手(ATL)の新人王コンビが、2019年度版は1位2位にいずれも将来のスター候補であるヴラディミール・ゲレーロJr.選手(TOR)、フェルナンド・タティスJr.選手(SD)が選出されるなど、このランキングによって毎年ルーキー選手が大きな脚光を浴びることとなります。時には2019年のヨルダン・アルバレス選手（HOU）やピート・アロンソ選手（NYM)のようにトップ評価を受けてはいなかった選手が予想を大幅に上回る活躍を見せることがあることも、このランキングの面白いところです。
今2020年も2018年ドラフト全体1位デトロイト・タイガースのケイシー・マイズ投手や同じく2019年全体1位ボルティモア・オリオールズのアドリー・ラッチマン捕手、大型補強を行ったシカゴ・ホワイトソックスのニュースター候補ルイス・ロベルト外野手やトラウト2世の期待を集めるロサンゼルス・エンゼルスのジョー・アデル外野手など、2020年の新人王候補にもあげられる有望選手たちが上位に名を連ねる中、そのトップに選出されたのはなんとまだ18歳の選手でした。
2018 LEAF FLASH BASEBALL Blue / Wander Franco 43/50
15000円
それがこちら！タンパベイ・レイズのマイナー組織に所属するワンダー・フランコ選手です。
フランコ選手は右投両打の遊撃手で、2001年3月1日生まれの18歳です。16歳だった2017年のオフに海外FAでタンパベイ・レイズと契約を交わしています。その当時からかなりの有望選手として注目されていましたが、その年は翌年の新人王となる大谷翔平選手の移籍があったため、特に日本ではあまり大きなニュースにはなりませんでした。
それでも、無事レイズと契約したフランコ選手は早速ルーキーリーグで大暴れを見せます。60試合程度の出場ながらOPSは1.000を越え、才能の片鱗を見せつけました。その活躍によって、メジャーでも屈指の充実ぶりを誇るレイズのマイナー選手の中でも最高クラスの注目を集めるようになります。
迎えた2019シーズンもリーグを上げながら好成績を維持。そしてついに2020年にはプロスペクトランキングの全体トップの座につきました。
そんなフランコ選手の最大の魅力は18歳とは思えない完成された打撃能力です。
打率はもちろんのこと、出塁率や長打力などの成績も申し分ないのですが、その完成度が最も表れているのが三振と四球の比率です。
メジャーで活躍するほとんどの打者は三振の数が四球の数よりも多くなってしまいます。2019年の成績を見ると、メジャーの中でもとりわけ選球眼が優れているとされるマイク・トラウト選手（LAA)やムーキー・ベッツ選手（BOS)も、三振の数がわずかに四球の数を上回っていました。
しかしながらフランコ選手は2018、19年とデビューから2年続けて三振数より多い四球数を記録しています。
もちろん、フランコ選手の場合はマイナーリーグでの成績なので現役のメジャーリーガーの記録と一概に比べる事は出来ませんが、彼が既に一級品の選球眼とコンタクト能力を備えていることは確かだと思います。
フランコ選手は他にも、走力や遊撃手としての守備能力の面でも高く評価されており、そこに今後遠くへ飛ばすためのパワーが加われば、『史上最強の遊撃手』になるのではないかと期待をかけられています。当の本人も「将来殿堂入りできるような選手になりたい」と意気込んでおり、期待は膨らむばかりです。
このカードはそんな全MLBファンが今後の活躍を期待する選手のサインカードなだけに、今後の活躍次第ではさらに価値の高騰が予想されます。まだ18歳のため、メジャー昇格は来年と見込まれていますが、もしかしたら今シーズンの終盤にもメジャーの舞台での活躍を見せてくれるかもしれません。
そんな将来性溢れる1枚、ぜひ一度ご検討してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今回紹介したカードや選手、そしてMLBについて、少しでも興味を持っていただけたのなら幸いです。