こんにちは!
ミント新宿店MLB担当のホソミです。
今回はMLB最強の三塁手について書いていきたいと思います。
三塁手は“ホットコーナー”とも呼ばれ、日本でも人気選手の多いポジションですが、現在のMLBではそのサードのポジションを多くのスター選手が固めています。
アメリカン・リーグではまず1番にヒューストン・アストロズのアレックス・ブレグマン選手の名前が挙がると思います。
今シーズンはチーム事情により、ショートを守ることもあるブレグマン選手ですが、アストロズの本来のオーダーではサードで出場することが多い選手です。彼の確実にボール球を見極められる選球眼とミート力はリーグでも屈指で、今期もエンゼルスのトラウト選手に次ぐMVP候補にも挙げられています。
しかし、守備力の1点に絞って言うとオークランド・アスレティックスのマット・チャップマン選手に軍配が上がるでしょう。
強肩ぞろいのMLB三塁手の中でも群を抜くほどの強肩と広い守備範囲で2018年の同ポジションのフィールディング・バイブル・アワード(セイバーメトリクスの専門家の投票により、その年、全チームの中から各ポジションで最も守備の上手かった1選手ずつが選出される賞)を受賞しました。
この2選手は今2019シーズンもMVP級の活躍を見せていますが、その他にも、ボストン・レッドソックスのニュースター、ラファエル・デバース選手や2018年に30‐30を達成したクリーブランド・インディアンスのホセ・ラミレス選手、スーパースターとしてのキャリアを歩み始めたトロント・ブルージェイズのヴラディミール・ゲレーロJr.選手など、やはり各チームの主力級の選手が並びます。
続いて、ナショナル・リーグ。
スター性という面ではやはりシカゴ・カブスのクリス・ブライアント選手が筆頭でしょう。
デビューイヤーに新人王、翌年にはMVPを獲得するなど、つねにファンの期待に応えてきたイケメン三塁手は2018年はケガによる不調でキャリア最低と言っていいほどの低調な成績に終わってしまいましたが、2019年シーズンは難なく復活。リーグ優勝を争うカブスの主軸としてチームを引っ張っています。
そんな彼とは対照的な隠れた実力派選手としてはワシントン・ナショナルズのアンソニー・レンドン選手がいます。
2018年までは球界のスーパースターであるブライス・ハーパー選手の影に隠れがちでしたが、彼が移籍した2019年はチームの主力として更に成績を伸ばし、出塁率と長打率を足したOPSでは同リーグのMVP候補であるベリンジャー選手(LAD)とイエリッチ選手(MIL)に迫る数字を残しています。(それでもやはり認知度がその成績に見合ってない気もしますが…)
以外にも、3億ドルもの巨額契約でサンディエゴ・パドレスに入団したマニー・マチャド選手やリーグ屈指の巧打者であるロサンゼルス・ドジャースのジャスティン・ターナー選手、2018年に大ブレイクし、日米野球で来日もしたエウヘニオ・スアレス選手などやはり各チームのクリーンアップを務める選手が並びます。
そんな数多くの現役スターを抱える三塁手というポジションですが、OB選手もレジェンド揃いで、何人もの選手が殿堂入りしています。
ハンク・アーロンと共にブレーブスをワールドチャンピオンに導いたエディ・マシューズや1980~90年代に活躍した安打製造機、ウェイド・ボッグス、ロイヤルズ一筋の巧打者、ジョージ・ブレットから史上最強のスイッチヒッターの1人に数えられるチッパー・ジョーンズまで、MLBの歴史にその名を残すスーパーレジェンドたちがサードというポジション守ってきました。
その中でも、特別際立った成績を残したのが、フィラデルフィア・フィリーズのフランチャイズプレイヤーでもあったマイク・シュミットです。
本塁打王を8回も獲得した打撃力に加え、ゴールドグラブ賞を10度受賞した鉄壁の守備力でMVPを3回受賞し、今もなお史上最高の三塁手として推す声も多い選手です。
しかし、現役の選手の中にも、このシュミットを超えて史上最高の三塁手になるのではないかと期待されている選手がいます。
2013 TOPPS CHROME Rookie Autographs Atomic Refractors Nolan Arenado 03/10
100000円
それがこちら、コロラド・ロッキーズのノーラン・アレナド選手です!
彼は2017年WBCの準決勝、日本を破ったアメリカ代表の4番バッターだったので覚えている方もいるかもしれません。(彼自身は4三振と全くいいところがありませんでしたが……)
彼の一番の強みはデビュー当初から高い注目を浴びていた守備力にあります。
MLBでも有数の強肩と広い守備範囲でヒット性の当たりをいとも簡単にアウトにしてしまいます。(同地区のドジャースファンとしては彼に一体何本の安打を摘み取られたかわかりません)
その守備力はリーグでも群を抜いており、デビューした2013年から6年連続でゴールドグラブ賞を受賞。これはあのイチロー選手(10年連続)に次ぐ史上2番目の記録となっています。
そんな抜群の守備力でレギュラーを掴んだアレナド選手でしたが、打撃面では思うように成績を伸ばせず、デビューから2年間で28本塁打、113打点。“打者天国”とも呼ばれる本拠地を持つロッキーズのレギュラー選手としてはやや物足りない成績でした。
しかし、迎えた3年目に打撃が飛躍的に向上。それまでのキャリア通算を軽々と上回る42本塁打、130打点を記録。いずれも自身初となる本塁打王、打点王、シルバースラッガー賞を受賞。この年はあの“神童”ブライス・ハーパー選手(現在はフィラデルフィア・フィリーズ)の大活躍があったため、MVPやハンク・アーロン賞の受賞はなりませんでしたが、それまでレギュラークラスの中距離打者だった彼は一気にリーグ屈指のスラッガーへと変貌を遂げました。
その翌年も41本塁打、133打点をあげ、2015年の活躍がフロックでなかったことを証明。2年連続2度目となる本塁打、打点のリーグ二冠を達成しました。
彼の打撃の特徴としては毎年100を優に超える打点を稼ぐ勝負強さと、毎年3割近い打率で二塁打、三塁打も量産する安定感があげられます(長打が多いのは球場の恩恵も多少あるかと思いますが)。
デビュー当初の課題だった出塁能力も徐々に向上しており、OPSは16年から3年続けて.900を記録しています。
打撃に関しては打球の飛びやすい本拠地にケチを付けられることもありますが、本人は2019年シーズン前にロッキーズと8年2億6000万ドルで契約を延長。この8年の間、現在の成績を維持できれば、史上最強三塁手であるマイク・シュミットの成績に迫れるかもしれません。
そんな、現在となってはMLBファンの中では知らない人がいない程のスター選手となったアレナド選手ですが、上述の通り、デビュー当初の注目度はそれほど高くありませんでした。そのため、彼のルーキーカードが出回る事もあまりありませんでしたが、その後の大活躍でその価値は当時とは比べ物にならない程に高騰しており、現在では非常に入手の難しいカードとなっています。
加えて、この一枚は『TOPPS CHROME』というブランドの中でも極めてシリアルの少ない『Atomic Refrctor』版。10枚限定の超希少バリエーションで、BGS鑑定で「9.5」を獲得したコンディションも申し分なしの一枚!現時点でもとても価値の高いカードですが、将来アレナド選手がマイク・シュミットに肩を並べるような選手になった時、その価値は計り知れないものになっているかと思います。
そんなまだまだ将来の大記録に期待がかかるアレナド選手のルーキーカード、ぜひご検討ください!
※(2019/09/20)追記
おかげ様で当商品は完売いたしました。
興味を持っていただいき、誠にありがとうございました。