ずっと


ずっと



届きそうな気がしていた




手を伸ばして


もう少しで触れる



その瞬間




届いてはいけないと



背を向ける





迷い込んだ


細く暗い道の歩き方を



いつの間にか覚えてしまって



引き返すことも


駆け抜けることも


できず



終わりの見えない

明日に疲れて


ずっと座り込んでいた




きっともう


オレには見ることのできない世界で



手を汚しては




こんな手で触れてはいけないと



さらに汚す



ただ


君が微かに見える場所で


生きていけるなら


それでいいじゃないか



ずっと


そう思って



その場所で




息をする事だけはやめなかった