1回め は6つめの花が完成した嬉しさを、
2回め はデザインのコンセプトや材料を、
3回め は花づくりにあたってのエピソードを書き留めた
パトリック選手のショープログラム「Sunday Morning」の花。


色彩のことをいろいろと書いているブログですので、4回めの今日は
ただ「楽しかった!」だけでなく、このアレンジの配色の考え方についても。


このアレンジの配色を大まかに書くと、初めはこのような感じでした。




・イエローがメインカラー。明るく輝く太陽のイメージ。
・青と白がそれに続くテーマカラー。
・青は空。白はイエローのそばでは光、青のそばではふわりとした雲。
・グリーンはアクセント。自然の中で元気に育つものの象徴。


ではこれらの配色をどのように考えたかというと…


■配色ポイント1: 補色の調和

イエローと青は、配色としては「補色」の関係で、相性のよい組み合わせ。
「補色」とは、色みの変化を輪のようにつなげた「色相環」で、対極に位置する色どうし。
イエローを青よりも明るめの色に設定すると、特にバランスがよくなります。




■配色ポイント2: セパレーション


ただ、鮮やかな色どうしを隣に並べると、コントラストが強くてどきつくなる場合も。
そこで役に立つのが白や黒などのモノトーン。(ここでは白)
やや調和しにくい色の間に置くと「セパレーション」という配色上の役割を果たして、
穏やかさや落ち着きが生まれます。




■配色ポイント3: アクセントカラー


こういったイエロー/白/青の中に、少し緑を配置するとなかなかよいアクセントに。

この花のテーマが「楽しい」「元気」という明るい気持ち的な要素もありましたので、
さらにもう少しカラフルで、生き生きとした色もあるといい!
そこで登場したのが野イチゴのピックの赤。



緑の中に赤を置くと、先ほど触れた「補色」の組み合わせになります。
また「色相環」から見てもよい関係が。


イエロー、青、緑だけでは輪の中で右側の方向に偏ります。
そこに左側にある赤を少し加えることで、釣り合いがとれるように感じました。




ただ、使ったアイテムの色を全体で見渡すと、難しいこともありました。
そのことについても書こうと思いましたが、1つの記事にするには少し長いです;
ここでいったん締めて、次回そのことを続けたいと思います。




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