少し前の話になりますが、先日の3連休は本当に美しい夕空が見られました。
仲秋の名月を迎える折、雲行きがとても気になっていたのですが、午後からは分厚い雲も離れて、風も穏やかな散歩日和。
幸いなことに、私の家の近くには広く空が見える場所があり、のんびり歩いてもそこまで着くのに15分くらい。
日暮れ頃に家を出て、時間も気にせず眺めました。
雲の流れや位置によって、様々な表情を見せてくれる日暮れの空。
西の方角が完全な雲に覆われているときを除けば、その色彩の豊かさに驚かされるばかり。
鮮やかな橙色を感じる日もあれば、物静かな薄紅色の日も。
美しい夕暮れは、一日の終わりというよりも明日への始まり。
どこまでも続く広い空に包まれていると、ほっと心が安らぎます。
仲秋の名月は、姿を現すところからしっかり見られました。
夕陽の名残の色が映っているのか、淡い金色を帯びていて、その光の美しいこと。
その前日の23日の空。まぶしい月明かりに輝く雲が幻想的。
月の光は淡く物静かな印象ですが、実は強く深い光に満ちているのだと実感します。
さらにその前日の22日。
うっすらとかかる雲で月の光が和らいで、空全体が優しい表情に満ちています。
今年は夏から秋にかけて、惑星の共演も多く見られます。
西に沈もうとしているのが金星、まだ高い位置にあるのが木星。
もう少し南から東の方向をたどると、土星や火星も肉眼で充分に存在がわかります。
(画像の右上にある微かな点が火星です)
星からしてみると、何億年も前に放った光。
それを時空を超えていま受け止めていと思うと、些細な悩みはどこかに吹き飛びます。
たとえば仕事の帰り路、うまくいかないことが多く疲れ果てたときでも、ほんの数分間でも空を見上げて、月や星の輝きに触れるだけで回復するものです。
空は、一番にすべての人に平等な存在。
ふと気を留めて見上げれば、常にそこにあるもの。
室内に居ても、窓の外に目を移せば、美しい色彩や天体の輝きを惜しげもなく与えてくれる。
本来の自然は、そんな優しさと慈愛にあふれているはず。
それがこのところ、厳しい自然の力が、たびたび日本に影響を及ぼすようになりました。
先日の西日本での状況がまだまだたいへんな中、今週、そして来週にもまた、新たな嵐がやって来そうだとのこと。
数年前までは、台風が950ヘクトパスカルの勢いで来るなんて、考えられませんでした。
私が住む街でも、最大風速が20メートル近くになる予報も出ています。
真夜中からが山場。できるだけの備えをして、あとは無事を祈って眠るしかありません。
でもきっとまた、穏やかな気持ちで優しい夕空を眺められる日が戻ってくる。
そう信じて、これからのひと晩を過ごしたいと思います。








































































