ちょっと調べ物をしていてパソコンの中を眺めていたら、結構いろいろ出てくるものです。
たいぶ前の話になりますが、夏休みの出来事についてもう少し書きたくなりました。

 

NHK杯フィギュア「銀盤の軌跡展」/日本橋高島屋

■NHKイベントインフォメーションのサイト
 https://pid.nhk.or.jp/event/PPG0319814/

 

訪れたのは8月15日。

以前から友人とこの日にと決めていて、とても楽しみにしていました。
お盆の最中とはいえ平日だったこともあり、思ったよりスムーズに見られて大満足!

 

まず何よりも、これだけ貴重な記録を展示くださった主催者の方々に、心から感謝します。
しかも数多くの写真、衣装たちの撮影などもオープンにしてくださって。
記憶だけでなく、手元に残るものとしても本当に素晴らしい記念になりました。

 

 

「銀盤の軌跡展」は、今年で40回を迎えるNHK杯の節目としての記念催事。
1979年からの大会で表彰台に上がった選手と日本の選手を中心に、当時の様子をパネルや衣装で振り返るというもの。
東京の日本橋をスタートに、名古屋→広島→仙台→大阪と会場を移し、来年の年明けまで続きます。

 

私がスケートをしっかり見るようになってから10年も経ちません。
初めて見る選手やショットも多く、本当に新鮮な体験でした。



※ここからは多数の画像を掲載します。
 これから訪れる予定でまだ詳細を知りたくないという方は、ご覧になりませぬよう…


やはり目を引いたのは、パトリック・チャンさん。
シニアデビューの年にNHK杯に出ていたのですよね。
10年以上も前の写真を、こんなにきれいな形で見ることができて感慨深かったです。

 

ビバルディの「四季」を演じたフリープログラム。

NHK杯ではないのですが、ファンになってからこのプログラムの映像を見て、まだ17歳とは思えないスケーティングの美しさにほれぼれ。

 

 

 

その2006年の男子シングルは、日本選手が表彰台独占。

高橋大輔さん、織田信成さん、小塚崇彦さん(お若くて初々しい!!)

 

バンクーバー五輪トリオは、本当に長らく日本男子を支えてくれました。
全日本選手権でも、12年間に渡りこの3人のうちの誰かが必ず表彰台に立っています。
皆で揃って並んだことも2回ありました。
これからも、いま頑張っているそれぞれの道で、スケート界を支え励ます存在でいてくれたらいいなと心から願います。

 

ペアやアイスダンスの大好きな選手たちも多く見られました。
カップル競技は全般的にテレビ放送が少なく、私自身ネットなどでしっかり追うようになったのはここ3年くらい。

ですので、こうして演技している写真を見られるのは本当に貴重でした。

 

●中国のペア:パントン組。

 

●カナダのペア:デュハラド組。

 

●アメリカのアイスダンス:メリチャリ組。

 

●カナダのアイスダンス:ウィーバーポジェ組。

 

●カナダのアイスダンス:バーチュモイヤ組。

 

 

こちらは2010年のデニス・テンさん。

 

 

7月19日、悲しい事件で命を落とされてしまったことに今でも心が痛みます。

カザフスタンの国のため、スケート界のためにやりたいこともたくさんあったでしょう。
町田樹さんと同じ列に並んでいたのは、何かの配慮のように思えました。

 


町田さんは、ご自身のサイトでデニスさんへの追悼の意を深く表して、

 プリンスアイスワールドでの演技動画を世に送り出してくれています。

 URL:http://tatsuki-machida.com/news/index.html#20180722_denisten

 

近年のシングル競技はできる限り放送で見られましたので、鮮明な記憶として残っているシーンも数多くありました。

 

●2015年金メダリスト:羽生結弦選手と宮原知子選手。

 

 

●2015年銀メダリスト:ボーヤン・ジン選手。

 

●2016年銀メダリスト:ネイサン・チェン選手。

 

こうして振り返ると、本当に豪華な顔ぶれですね^^

 

まだまだ残しておきたいことがあるのですが、ひとつの記事に書ききれなくなりました;
折を見て、この続きを書きたいと思います。

 

 


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このたびの台風で被害に遭われてしまった方々、生活に影響を受けてしまった方々に、心からお見舞い申し上げます。

 

自然は多くのとき、心に彩りや安らぎを与えてくれますが、言葉に表しようのない厳しさや辛さをもたらしてしまうことがあります。
それでも、自然によって残された悲しみを癒せるのは、自然しかないようにも思えます。

 

今日ここに書くひまわり畑も、2年前にたいへんな台風に遭いました。
その1年前は、この地域で大規模な洪水も起きてしまいました。

 

でも、それを乗り越えて咲く花たち、花を育ててくださる地域の方たち。
そして太陽の光と雨の水を注いで、花の成長を支えてくれる自然の力。
もうこれからはどうか、その優しい表情だけを見せてくれるようにと願うばかりです。

 

日曜日にだいたい書き終えていたので違和感があるかもしれませんが、そのまま掲載したいと思います。

 

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今年も無事に、ここに来ることができました。
9月1日は、茨城県筑西市のひまわりフェスティバルへ。

 

 

 

 

天気予報では朝から雨。大気の状態がとても不安定で、いつ本降りになるかもわからない。
通常ならこんな状況では花の旅には出ませんが、こちらは特別。
通い始めてもう15年近く、一度も欠かしたことはありません。

 

通年見られる植物園や、期間の長いイベントとは違って、わずか10日ほどの花祭り。
祭り始めの土曜は突風、日曜はほかに大事な予定があり、訪れる機会はこの土曜限り。
前日にすごい土砂降りに遭って弱気になっていましたが、ここで負けてはいけない(?!)と思い、勇気を出して向かいました。

 

道中は想像以上に雨が強くてひるんだものの、幸いにも現地に着く頃には小降りに。
初めは傘が手放せませんでしたが、この風景に出会えればどんな問題も大した問題でなくなります。


太陽の方角を真っ直ぐ見つめて咲くひまわり。
「そろそろ会いたいんだけど」そんな呟きが聞こえてきそう。

 

空が光を失っているときは、ひまわり自身が明るい輝きを風景にもたらしてくれる。
でもひまわりに光を注げるのは太陽だけ。
咲き始めてからの期間はにわか雨なども多く、花たちにも辛かったと思います。

 

それでもこれほど力強く咲きそろい、訪れる私たちを迎えてくれる。
精一杯に前を見て、背筋を伸ばして笑ってくれる。
そんなひまわりたちが描く金色の世界。
逆境や困難に立ち向かう勇気と励ましをもらえます。

 

 

 

 

しばらくすると、空が明るくなり微かな陽射しも。
その後、少しずつ雲が切れてきて傘もいらなくなりました。
空の青に出会えて、ひまわりたちも生き生きと嬉しそう。

 

 

 

 

 

あともう一時間くらいここに居られたら、より鮮やかな夏空と太陽の光に会えたかも。
でもこの時の私には、これで充分すぎるくらいに充分でした。

 

※植え付けがまばらなゾーンを遠くから眺めると、コスモスや小菊が立ち並んでいるよう。
 その素朴な美しさ、愛らしさに見とれました。

 

※八重咲き以外の品種も見られました。
 3枚目はちょっと珍しい。太陽を記号で表したような姿。

 

 


※ところによってはまだ蕾もあって、まつり期間の後も楽しめそうでした。
 ひまわりはこんな風に、少しずつ花びらを開いていくのですね^^

 

このひまわりを見ると、私の夏が終わります。
暑さが厳しくて本当にたいへんでしたが、素晴らしい体験もたくさんできました。
プリンスアイスワールドTHE ICEなどのアイスショー、舗道に咲く光と影の花モネの展覧会…このほかにも、たくさんの貴重な出来事がありました。

 

また折を見てその時のことを書けるかもしれませんし、これからのことで手一杯になるかもしれません。
でもどれひとつとして決して忘れないよう、しっかり心に刻んでおきたいと思います。

 

 


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この記事も、3回目になりました。
1回めはモネへの想いを、2回めはモネ自身の想いを。
最後は、モネの想いを受け継いだ芸術家たちの作品について書きたいと思います。

 

この展覧会で紹介されているのは26名。現在活躍している方も多いです。
100年の歴史の中、今も昔も変わりなく、モネが数多くの芸術家を惹きつけてやまないことがわかります。
その作品たちを観て、ひと言で表すなら…

 

とにかく、モネに対する尊敬や愛情がすごいです。

 

たとえばこのような側面から、モネへの想いを自身の作品にこめています。

 

■モネの作風…見たもの、感じたものを、印象のままに表現する


■モネの姿勢…同じ対象でひたすらに連作し、その世界を追求する


■モネの再現…モネが描いたモチーフを、新しい形で輝かせる

 

特に印象に残ったのはこちらです。

 

●印象のままに色彩表現する
 ・根岸芳郎さん:「91-3-8」。
 ・丸山直文さん:「puddle in the woods 5」

 

根岸さんの『「地」と「図」の区別なく、画面全体にのび広がる透明な色彩』。
丸山さんの『木々に囲まれた水辺の情景の連作』。

いずれもやわらなかタッチが優しくて綺麗です。
(『』の部分は、展覧会の公式画集から言葉を引用しています)

 

●ポップアートの世界で連作を再現する
 ・ロイ・リキテンスタイン:「積みわら」
 ・アンディ・ウォーホル:「花」

 

ポップアートで名を馳せる二人の芸術家が、モネの心を継いでカラフルな版画を創っていたなんてびっくり!

※ウォーホルの「花」は横浜美術館さんのTwitterに画像がありました。(左側です)

 

 

驚いたのは、映像での作品展示。

特に印象的だったのは、鈴木理策さんの「水鏡」「Tne Other Side of the Mirror」。

 

モネが一瞬を切り取ってキャンバスに描いた光の輝きや水面の表情。
その美しさを、永遠に続く静かな映画のように綴っていく。
これは私が美術館通いをしていた20年前では、想像もできないことでした。

 

※こちらのTwitterの足元にある映像。時間も忘れて見入りました。

 

 

モネの睡蓮は、芸術の世界だけでなく、庭園の世界にも軌跡を残しています。

福田美蘭さんの作品に添えられた解説にも、新たな発見がありました。


岡山県倉敷市の大原美術館のエピソード。
まったく知らなかったのですが、こちらにはモネの庭園から株分けされた睡蓮があるそうです。

 

■大原美術館の公式サイト
 http://www.ohara.or.jp/

 ※「主な作品の紹介」に、モネの睡蓮が掲載されています。
 http://www.ohara.or.jp/201001/jp/C/C3a26.html

 

 ※福田美蘭さんの「モネの睡蓮」は、SPICEさんのTwitterで画像を見られました。
  右下にある4枚目の絵です。

 

 

日本国内に、そんな貴重な睡蓮があるなんて!
睡蓮の花が咲く頃に、いつか必ず倉敷を訪れたいと心に決めました。

 

 

幼い頃に美しいと感じたものは、どれほど歳を重ねてもやはり美しいです。
およそ30年前に出会えた、自分の原点への回帰。

時間を越えて、いっそう鮮やかによみがえった感動。
そんな体験をくれたこの展覧会に、心から感謝します。

 

 


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前回の記事の続きです。

(日曜のうちに大半書きかけていたのですが、少し手間取ってしまい…)

 

子供の頃から心に深く刻まれていたモネの作品たち。
特に印象に残っていたのは、色づかいや筆づかいの心地よさ。


対象となる風景を、正確な形や遠近感などで表すよりも、感じたままに描き出す。
それでいて抽象画とは異なり、明らかにこの世に存在しているものを現そうとする。
その感性とリアリティのバランス、美しさに魅了される。
モネは私にとって最高の芸術塚でした。

 

その「目で見える美しさ」に惹きつけられるのは今も変わりませんが、
今回訪れて実感したのが、「目には見えない美しさ」。
作品の背景にも目を向けることの大切さに気づきました。

 

モネがその絵に込めた想い。
その絵を描いていた時、何を感じ、考えていたのか。

特に心を打たれたのはこの2作品です。

 

■ジヴェルニーの草原(1890年)

※横浜美術館さんのTwitterのリンク貼らせていただきます。真ん中の絵です。

 

穏やかに花咲く草原、画いっぱいに広がるやわらかで優しい色調。
これは1年近く体調を崩し、ようやく絵を描けるほどに回復した直後の作品とのこと。


病に伏せている間どれほどモネが辛い思いをしていたか、想像に難くありません。

本当に久しぶりに外界の光と風に触れ、感じたままを現せる喜び。
この絵には、その復活の幸福感が満ちあふれているように思います。


※「文化遺産オンライン」さんの記事に、大きめの画像がありました。

 URLご紹介します。
 http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/37401

 

※あまりに気に入ってしまったので、物販でクリアファイルを即決購入♪


■バラの小道の家(1925年)

 

モネが亡くなる1年前の作品。
『題名を言われなければ、何が描かれているか識別できない』。
画集などでそう説明されているように、バラも小道も家も、明確な形を持ちません。
色のもつ雰囲気だけが、なんとかこの風景を連想させてくれます。

 

相当に視力が衰えていたというモネが、それでも描くことを続けたいという願いの結晶。
まさしくこれが、光と色彩を感じるままに捉えた「印象派」の真髄に思えます。

 

※東京新聞さんのコラムサイトに画像があります。
【東京新聞:モネ それからの100年(4)バラの小道の家 心のひだに打ち寄せる波】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/event/bi/monet/list/CK2018072002000266.html


この2枚の絵画からは、対照的な状況に置かれているモネの魂の叫びが聞こえるようです。

一方は心からの喜び、一方は光を描き続けたいという渇望。
添えられた解説を頼りに思いを馳せていくと、作品そのものがモネの命や力に満ちているように見えました。

 

私のような一般市民でも、これほどまで心を動かされるモネの世界。
豊かな感性と眼差しを持つ専門家たちであれば、それはより強いはず。

この展覧会には、モネに大きな影響を受けた芸術家たちの作品も紹介されています。
そこでも新たな驚きや発見が。

そんなわけであともう1回、このテーマで書きたいと思います。

 

 


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少し前の話になりますが、仕事が休みの間、ずっと気になっていた美術展に行きました。

 

■モネ それからの100年(横浜美術館:2018年7月14日~9月24日)

 

※公式サイト

 https://monet2018yokohama.jp/

※横浜美術館Twitter

 

 

 

展覧会を観るためだけに出かけたのは本当に久しぶり。
人気の美術展の週末は、たいへんな人出で、作品の世界に入り込んでゆっくりとは眺め歩くのは至難の業。

まだ時間のあった学生の頃は月に一度は足を運ぶほど大好きだった鑑賞も、働き始めてからだんだん遠のいてしまいました。

 

お盆期間がひと段落したあとも、少し続いていた夏休み。
その恩恵で、こうしてまた美術館を訪れることができて嬉しかったです。

 

 

クロード・モネといえば、真っ先に思い浮かぶのは数百点に及ぶと言われている「睡蓮」。
個人的に、とても深い思い入れがあります。
モネの睡蓮は、子供心に「美」というものを初めて教えてくれた存在。
また、花の世界に興味を持たせてくれた存在でもありました。

 

子供の頃、クラスで仲の良かった友達の影響を受けて、数年ほど通った絵画教室。
その先生が、課外授業として企画してくれた展覧会の見学。それが「モネ展」でした。

 

大きな睡蓮の絵画を目の前に、たいへんな衝撃を受けました。

 

こんなに美しいものがこの世にあるなんて!

 

まだ10歳足らずの私には、色彩や絵画技法などの詳しい知識はありません。
どこがどのように素晴らしい、と言葉で説明もできません。
だからこそなお、モネが描く世界の、理屈をいっさい抜きにした美しさにただ見とれました。


そしていつか、大きな池に咲く睡蓮の花を見てみたい。そんなふうに感じました。

そんな子供が年齢を重ねて、今の自分に至っているのだと思います。

 

学生当時は、モネの睡蓮が見られると知ればすぐに足を向けた展覧会。
それでもすっかりご無沙汰でしたので、館内に足を踏み入れた瞬間、
まるで懐かしい友達に会えたような安心感と、新鮮な驚きがありました。

 

 

花は赤、樹は緑、空を写した水面は青…それぞれは固有の色彩を持っていながらも、
光のきらめき、うつろいを受けると本当に様々に変化します。

たとえば、生い茂る葉に潜む青の輝き、睡蓮のつぼみがまとう紫の影。

 

その一瞬をとらえたモネの作品たち。

もしかすると写真や映像以上に、生き生きと鮮やかに、風景がもつ命の力を表しているかもしれません。

 

↑エントランスの看板に描かれているのが、展覧会のシンボルになっている作品。

 自宅の庭に池を創るほどにまで、モネが大切にした睡蓮。
 その愛情が、いっそう作品を美しく描く源になっていたのだと感じます。
 (写真でも、心から愛する人がシャッターを押すと、最も美しく撮れるのに似ていますね)

 

↑こちらのツイートで紹介されている『セーヌ河の日没、冬』。
 この日一番のお気に入りになりました。

 美しい夕暮れは、明日へと続く希望。
 この絵を眺めているだけで、心穏やかな幸せな気持ちになれます。


前回の記事でご紹介した、森林公園で見つけた舗道の花
その前日ここに訪れて、モネが私に気づかせてくれた光の世界があったから、いっそう心に響いたのかもしれません。

 

しばらくご無沙汰だった絵画展。
いつもと違う角度から、美に触れることの良さを改めて感じました。

このモネ展には、まだまだ心に残ったことがありますので、また続きを書きたいと思います。

 

 


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