心を整える。 | Promised Land -帰りたい何処か-

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2日、出張で金沢へ行ってきました・・・という話は前にしたかと思いますが、
その往復の電車のなかで、持って行った本がこの本。

言わずと知れた、大ベストセラーです。

プロサッカー選手の長谷部誠さんが著者。
「心を整える」。


夫が数か月前に購入して、読み終わったら貸してね、という話をしていたのですが、
夫が読み終わってもなかなか読む時間がなかった私。
でも、出張の往復で時間ができるし、本自体も重くないので持っていくことに。


で、感想。


いやー、長谷部選手って、めっちゃ人間できてます!
27歳だけれど、言っていることはもう50歳くらいかも。。


特にこの本の中で印象深かったのは、
「派手なシュートを一回決めたほうがみんなにもわかりやすいし、アピール度も高いけれど、
 チーム運営がうまくいき、結果として勝利しやすい方向に持っていくように自分の役割を置いた。
 (メンタル面でも、ゲーム中でも)その結果、チームの潤滑油的な役割になり、目立たないけれど
長谷部選手がいるからこそチームがうまく回っていく。そういう立場からチームを支えている人もまた
すぐにはわからないけれど、やがて欠かせない人物になる。」


そういう視点を持った活躍の仕方もあるのだなーと思いました。
目からうろこ。
私も、派手なプレーばかりに目を取られ、また目指し過ぎて結果みんなに煙たがられるよりも
みんながうまく動けるように周りを見て、その補強面やら潤滑油的な部分でうまく動くことによって
その組織で欠かせない人間になる、という手法をまねすべきかも、と思いました。


気性が決して穏やかでなく、また安定的でもない私は、仮に能力があったとしても
なかなかリーダーシップをもっと前面で引っ張っていくことは特に人間関係面で難しいかもしれません。
それなら、そういうやり方もあるのかも。


長く働こうと思ったら、何かの面で、その人じゃなくちゃね、と周りの人に思ってもらえる何か長所を
持ってないとしんどいですから。


印税を全額東日本大震災復興に寄付したところも素晴らしいと思いました。


読みやすかったし、なかなかいい本です。