実際に遭遇しないと人間は学ばないものである。
妊婦はバランスを崩しやすいとはいうものの、赤子を危険に晒してしまった。
自分だけなら馬鹿だなーで済ませられるが、守らなければならない存在を自分のせいで危険に晒してしまったことに酷く後悔している。
外出中、少しの段差につまづき足がもつれて転んでしまった。
咄嗟にお腹を庇うため手か膝かをついたが、赤子が入っている体の重さを支えきれず、顔から地面へ突っ込んでしまった。
その時にお腹にも少し衝撃を与えてしまい、恥ずかしい気持ちよりも赤子が心配な気持ちが大きく、病院へ電話してすぐ診察してもらいに。
電話で「赤ちゃんは動いてますか?」と聞かれたが、パニックで胎動が分からずさらに自分自身の不安を煽ることに。
タクシーで病院に向かっている最中に胎動を感じたので一旦落ち着くも、今度は自責の念にかられて涙が止まらず。
なんでもっと気をつけなかったのか。
なんでそもそも外出したのか。
なんで動きにくい服を着ていたのか。
なんでせめてお腹を守れなかったのか。
そんなことばかり考え自分を責めて、転んだだけといえばそうなのに後悔でいっぱいだった。
診察の結果、赤子は元気。
特に異常はみられないとのこと。
ホッとしたらまた涙が止まらなくなって、助産師さんに慰められ、必要以上に周りに注意して帰宅。
自分の手、膝、顔は擦り傷とあざだらけで内出血も酷いが、そんな事はこの際些細な事なのだ。
赤子が産まれたらもっとこんな事あるんだろうけど、その度に私は私を責めるんだろう。
こんなに大切な存在を守ることが出来るのは、親である私と夫なのだから。
守らなきゃ、自分より大事な存在。