先日、本屋で
「川端康成」の「伊豆の踊子」と「オー・ヘンリー 傑作選」の文庫本を買ってきました。
実は単純に「読みたかった」という理由ではなく、ある意図というか作戦を立てて買いました。
うちのお店には、老眼鏡を作りにいらっしゃるお客様が多いんですが、その中に時々
私は本が好きでよく文庫本なんか読みます
というお客様がいらっしゃいます。そこでそういうお客様には、実際にその老眼鏡を使って、こちらで用意した文庫本を読んでもらって、見え具合の最終確認をしています。
それで私が今まで「これを読んでみてください」と手渡していたのがこれ。
「金子みすゞ名詞集」
私的にすごく気に入っていて、自慢げに「これを読んでみてください」と手渡していたんですが、先日あるお客様から、
「この本は字が大きくて、字と字の間隔も広いのかな、とても読みやすい」
と言われました。
そうなのかぁ…、たしかにそう思って見てみると、「字が大きい」というよりも「行間が広くて文字数が少ない」から読みやすいのかなと思いました。
そこで・・・
よし、ではお客様には「詩」じゃなくて「小説」を読んでもらおう。
どうせ読むなら、私の読んでる「十二国記」や「新宿鮫」じゃなくて、名作がいいでしょう。
そう考えて、仕事が終わって時間があると、必ず本屋さんに行って、老眼のお客様用文庫本選びをするようになりました。これがけっこう楽しみになってきてしまい、ずいぶん立ち読みさせていただきました。本屋さんごめんなさい。
で、実際どの本にするかは、かなり迷いました。
名作と言えば「夏目漱石」か…
漱石なら「坊ちゃん」か「吾輩は猫である」か。
いや「太宰治」がいいかな…
太宰なら「斜陽」か、「走れメロス」という手も。
いやシェイクスピアなんかどうだろう…
「ロミオとジュリエット」、「ハムレット」、「ヴェニスの商人」
もちろんその場で小説を読み切ってるわけではありませんが、たくさんの本を読んだせいかどうしても一冊に決められず、最終的に買ったのが「伊豆の踊子」と「オー・ヘンリー傑作選」でした。
「伊豆の踊子」でお客様に読んでもらうのはその書き出し部分。
「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ…」
のところですかね。
「オー・ヘンリー」の方は「賢者の贈り物」か
「オー・ヘンリー」の方は「伊豆の踊子」と比べるとさらに字が小さく、お客様には2冊読んでもらうのもアリかもです。
あぁ早くお客様来ないかなぁ~☆



