人を育てるって
その人の独りの時間を強くすることだと思う
誰だって楽な方がいいし
楽しい方がいい
だから独りで机に向かって
宿題やるのも嫌だし
レポートまとめるのも嫌だ…
残業なんかしないで飲みにいく方がいい
でも
やらなきゃならない
そうして取り掛かった作業は
なるべく早く終わらせたいけど
きちんと仕上げることが必要
見直して間違いに気づくことも必要
そして最後には
気づいたその間違いを直す必要がある
やっとここまでできたのに
この間違いを直し始めたら
これからまだ何時間かかるんだよって…
めんどくさい やってられない
ここまで頑張ったんだからもういいや
そう……孤独な地団駄を踏んで
それでも心を立て直して
また作業に取り掛かる
そんな独りの時間の強さを育てることが
人を育てることではないかなって思う
だから育てる側の人は
相手が独りで地団駄踏みながら頑張った
その足音を
仕上がった成果物から読み取って
うんと誉めて
必死に頑張ったその人の
孤独な足音を聞いている
「誰か」にならなくてはいけないと
思うのです
♪ときには灯りのない 孤独な夜が来たって
YEAH この足音を聞いてる 誰かがきっといる♪
Mr.Children『足音 ～Be Strong』
作詞作曲:桜井和寿
ドラマ『信長協奏曲』主題歌
11月19日release
