
桜井さんが作る歌詞では…
ありふれた愛の言葉が、そのままストレートに遣われることが少ないように感じます

「君が好き」なんていう、ストレートに想いを告げる言葉であっても…
「君が好き」って響きには「温い惰性の匂い」がすると形容したりして
どこか「煮え切らない」想いのまま歌が終わります。。。(Mr.Children『君が好き』)

もっと逆説的に繋がれているものを挙げれば
「どうせ」+「愛してしまう」(『しるし』)
「相変わらず」
「性懲りもなく」
+「愛す」(『タガタメ』)

恋愛を皮肉たっぷりに描いた『シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~』なんかでは、、、
「恋に落ちてゆく」ことを「不気味」だと歌っていますね~ヾ(^▽^)ノ

もちろん『抱きしめたい』のように、迷いなくストレートに想いを綴ったラブソングもあります☆

でも、常套句を常套句にしないように、個性的に表現しようとする意図が、歌詞のあちこちから感じられるんです

常套句――“じょうとうく”と読み、“決まり文句”とか“ありふれた月並みな意見”という意味の言葉
どちらかと言えば皮肉の意味を込めた遣い方をされることが多いですね

「ありふれたもの」は個性がなく、普通で、味気ない。。。
しかし、そんな「ありふれたもの」でも、温かい目線でとらえた名曲もあり…

「ありふれた時間が」
「愛しく思えたら」
「それは“愛の仕業”と」
「小さく笑った」
(『Sign』)
「ありふれて」
「使い古した」
「言葉を並べて」
(『Mirror』)
『ありふれた Love Story ~男女問題はいつも面倒だ~』なんて曲もありますねo(^o^)o

“愛してる”という…日常生活ではあまり遣うことのない言葉は、歌詞においては登場することの多い常套句。
しかし、リアルな日常の風景を切り取る桜井さんの歌詞では、「愛している」という言葉はあまり登場しない…
敢えて『常套句』という言葉をタイトルに用いる今回の新曲では
もっともありふれた…
そしてもっとも大切な“常套句”が歌われるのだという気がします(≧∀≦)
そう…あのフレーズだね~~☆

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