
さて…今日は『POPSAURUS 2012』から『終わりなき旅』について☆
その前に、セトリでいうと~前々記事の『GIFT』のあとが『Everything(It's you)』でしたね

この曲で思い出すのは…活動休止した、あの頃の桜井さん(≧∀≦)
人を大切に想う気持ちが、
順風満帆な時期に、穏やかな心に滲むようにして歌になることもあれば…

孤独の深淵で、ささくれ立った心にさまよう中、一筋の希望の光として歌になることもある。

出す曲出す曲みんなミリオンセラーで…瞬く間にモンスターバンドとなったミスチル
華々しい活躍とは裏腹に、作り手にとっては苦しい時期だったようですね

そんな中生まれたこのlove songには、痛々しいくらいに真っ直ぐな想いが描かれているように感じます
で、セトリに戻ると、その次が『デルモ』
『Everything(It's you)』と同じ、1997年2月5日のreleaseです
そう、『デルモ』は『Everything(It's you)』のカップリングなんですね~
華々しい世界を生きる女性の、心の闇を描いた異色の歌詞ですが…きっと誘惑も一番多い時期だっただろう桜井さん?!にとって
そんな女性の心情は、自分の孤独を重ね得る鏡だったのかも…なんて考えてしまいます(^^ゞ

そうして苦悩の時期の曲が続いたあと…世界が拓けるように鳴りはじめたイントロは『End of the day』

今だって苦悩がなくなったわけではないけれど…それはさて置き「なんとかなるさ」と前に進むことができる
そんな…今のMr.Childrenの心地よさをそのまま表したような曲だと思います
そして…今回『終わりなき旅』は、オーディエンスの大合唱になりました
『口笛』が合唱に提供されるのは分かるし、『innocent world』が放置(^^ゞされるのも分かる・・・
でも『終わりなき旅』を“お前らの曲”として提供されたとき…桜井さんが高い階段から降りてきたように感じました
去年のスタジアムツアーのラストを飾ったときには、久々に原曲に近いイントロから始まった『終わりなき旅』
今回は、桜井さんがギターをソロでかき鳴らすversionに戻され…
このversionでは、バンドが桜井さんを追い掛けるように音を重ねてくるのですが…
今回は、オーディエンスの大合唱が、桜井さんの歌声に重なりました
歌うのが難しい曲です。。。イマイチ揃わない合唱も

「高ければ高い壁の方が」
「登った時」
「気持ちいいもんな」
って歌詞のところで……ぴたっと一つになりました
ホントに…気持ちいい。。。
桜井さんは、高い階段から降りてきたのではなく
見晴らしのいい高いところへ、僕らを引き上げてくれたのかもしれないですね。。。

「嫌なことばかりではないさ」
「さあ」という呼び掛けには、人にその行為を促す意味合いとともに
一緒にやろうという協調のニュアンスがあるように思う…
「さあ」
「次の扉をノックしよう」

「もっと」
「大きなはずの自分を探す終わりなき旅」
「終わりなき旅」
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Mr.Children
『終わりなき旅』
作詞作曲:桜井和寿
アルバム『DISCOVERY』収録
ベストアルバム
『Mr.Children 1996-2000』収録
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