
この曲が発売されたのって2008年の7月だから…
もう3年9ヶ月経つんですね・・・
平積みにされているのを見たくて…CDショップまで買いに行ったことを覚えています

店頭に積まれたCDの横に、手書きのボップが立っていました
そこには…
「僕の方こそありがとう」
と書いてあり――
“優しさに満ちた名曲が生まれた…”というようなコメントが添えられていたように記憶しています

Mr.Children『GIFT』は問い掛ける歌い出し・・・

問い掛けの歌詞って
聴き手がそれぞれに答えを見つけてくれれば
それでいいというものだったり
どうして?なぜ?
と問い掛けることによって…語り手自身の悩み苦しむ胸の内を表現する手法だったりしますが…

この歌詞にはきちんと答えがあります
「白と黒」という相容れない両極は、歌詞の後半で対比される「降り注ぐ日差し」と「日陰」にも意味が重なるように思える

生きていくことは終わりなき旅で…「壁」に「ぶち当たっ」て、行く手を阻まれることもあり
また、生きていくことは「果てしない旅路」で、最果てだと思ってもまだ先があることを知り、途方に暮れることもある
そんな孤独な闘いのなかで、自分の道程にばかり固執するのではなく
寄り道して
大切な「君」への「GIFT」を探しているという……ね。。。

「一番きれいな色ってなんだろう?」
「一番ひかってるものってなんだろう?」
きっと、「僕」が探し当てた「GIFT」を受け取った「君」は――
最高の「ありがとう」を「僕」に伝えたことだろう
でも、歌詞に綴られているのは
「僕の方こそありがとう」という贈る側の感謝の言葉
与える側、与えられる側ではなく
白と黒でもなく、光と陰でもなく…
優しい2つの光と光が――
「互いを讃えて」

燦々と輝いているように感じます


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Mr.Children
『GIFT』
作詞作曲:桜井和寿
アルバム『SUPERMARKET FANTASY』収録
5月10日リリースのベストアルバム
『Mr.Children 2005-2010〈macro〉』収録
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前半は昨年の記事ですが~後半を大幅に加筆しました☆