
この春から、環境が変わった方~進級や進学、就職、人事異動・・・

新しい環境には、自分がどんな人で、相手がどんな人かという理解の蓄積がなく
一から積み重ねていかなければならないから
ほんのちょっと会話でも、言葉の一語一語を、緊張の糸と針で紡いでいかなければならないですね(≧∀≦)

あ…今の自分の言い方…相手に誤解されたかな・・・ってとき
フォローの言葉を添えるタイミングも逃してしまったら
誤解されたままかも知れない自分って、心がしゅんとなり、「萎れてた新芽」みたいに感じられませんか?~('-'*)

Mr.Children『Sign』は、大切な人への「萎れてた新芽みたいな音符(おもい)」を自分のなかに見つけ、
その萎れている音符を育てるために、
自分、自分!ってなるではなく……どうしてこんなに想っているのに分かってくれないの?なんて考えるのではなく
相手にもきっと同じ音符があるだろう――相手からのサインを見落とさないようにしようって・・・気づけたことを歌っているように感じられます

「届いてくれるといいな」という自分の願望から始まり
「君が見せる仕草」
「僕に向けられてるサイン」
に行き着く展開に、想いの深さが表れているように思う

「もう 何一つ見落とさない」ってフレーズの「もう」は
これまで、相手のサインを見落としたり見逃したりしていたことがあったんだと、至らない自分を認める位置に立たなければ出てこない言葉でしょう
相手に優しい発想って、自分には厳しいもの。。。
そんな境地に立ったら

外見と中身…どっちが大事か?なんて発想は越えてしまうのかもしれないですね(^^ゞ

「ありふれた時間が愛しく思えたら」
「それは“愛の仕業”と」
「小さく笑った」
の「笑った」には、照れくさい思いと、冗談めかした態度が窺え
「残された時間が僕らにはあるから」
「大切にしなきゃと」
「小さく笑った」
の「笑った」には
掛け替えのないものを前にしたときの、自律と自戒をもった「ありがとう」の心が窺えます
掛け替えのないものを知り得る瞬間は、すぐそばにあり

「緑道の木漏れ日」と「君」が同時に視界を埋めるときにも

「ありがとう」と「ごめんね」が、風に、光に、チラチラと揺れるのかもしれません
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Mr.Children
『Sign』
作詞作曲:桜井和寿
アルバム『I
U』収録ベストアルバム
『Mr.Children2001-2005〈micro〉』収録
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