1945年(昭和20)年2月10日、中島飛行機太田製作所をねらって午後3時過ぎに飛来した118機(米軍公表)のB29の大編隊の爆撃により、多くの生命財産が失われました。このとき、大編隊の中の2機が空中接触しこの地に墜落炎上しました(2機の搭乗員23人全員即死)。Sicks Chicks号(機体番号224784)の尾翼が秋妻集落東側民家すぐそばの矢場川にかかる旭橋横に墜落しました。当日は西風の強い日で、その黒煙により秋妻集落は全滅したという噂も出たほどでしたが、幸いにも人家とも無傷でした。しかし同日、ここから北東に直線距離で1㎞も離れて居ない隣町の足利市百頭町では、軍需施設とは無縁な一集落が集中爆撃され33人もの一般の人たちが犠牲となりました。
この事実を風化させることなく、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝え、世界平和を祈念していきたいと思います。
(現地説明板より)



赤い旗が立っている場所が墜落地点。









2016.6.6