「小説家になろう」作品を読んでて思ったのが「もう一人の主人公」な立ち位置がいない事、更に言うと「主人公のことしか深掘りされない」という点。


「なろうは○○」と言うと「そういうのばっかりじゃないから」と言われますが、これは割と多くの作品に当て嵌まると思います。なんなら「なろう」以外の作品にも云えるのではないでしょうか。


なにかで見かけた「のび太が四次元ポケットだけ貰って無双してるだけのドラえもん」みたいな言い回しが良い得て妙だと思ったので「ドラえもんとのび太理論」と名付けました。


ドラえもんが「ドラえもんだけで町内のトラブルをひみつ道具で解決する」作品だったら面白くなさそう、と言い換えても良いかもしれません。


例えば「チート能力で無双する主人公」の横に「平凡な能力で成長するキャラ」を置いたり、「田舎のスローライフを求める主人公」の横に「都会で出世するキャラ」を置くと、色んなドラマが生まれるかと思います。


確か、とある喪女系青春漫画の作者が「ひとりぼっちだと話に限界がある(意訳)」と言っていましたと思うのですが、情報元が見つからない。


面白い作品には2人以上のキャラのドラマが入り混じるのがポイントかもしれません。


多すぎるのも読み辛くなるので、2、3人から少しずつ増やすのが良いかも。