かなり前に買ったDVDを観ました(^-^)

ジャケットがヤケていることもあって、
250円くらいだったかな

トップランナー


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自転車映画ってハズレないと
思うんですよね〜

日本だと、とたんに・・・なタイトル
ばかりなのですがアセアセ

イギリス映画のようです。
ウイキペディアのページがないくらい
知られた作品ではない・・・

でも、この作品
とても良い作品でした照れ

グレアム・オブリー
という有名選手の物語

独創的なアイディア💡で作られた、
洗濯機から外したベアリングや
廃材で組み上げられたマシンを駆って

1時間でどれだけの距離を走れるか!
「アワーレコード」の記録更新に
挑んだ偉大な選手の物語



2時間ないくらいで、
今時の長尺当たり前のご時世を
考えると好感がもてるくらい

雑な邦題はアレですが、

現代の
THE FLYING SCOTSMAN』は、

とても大切な意味を含んでます。

イングランドとスコットランドの
歴史的な感情が反映されており、

スコットランド人が、
世界記録を更新するなんて痛快じゃないか!!

とスポンサードを快諾する企業も
出てきたりします。

ある時は、
折り合いの悪い自転車競技連盟幹部には、
こう叫びます

オレをイギリス人と呼ぶな!!


メッセンジャーのバイトで知り合った
相棒・マルキー

献身的にオブリーを支える
奥さん

彼を静かに見守る
神父さん・・・でいいのかな?

たくさんの人が、
さも当たり前のようにオブリーを
支えているのですが、

その愛情についての描写が、
物足りなく感じる
かもしれませんが、

最近は、
感動調味料ふりかけ過ぎに
辟易としてきたので


説明を野暮とする
今作の淡泊さは、
想像の余白として心地よいです。

オブリーが洗濯機を分解してしまった姿を
目にして、呆然とする妻ガーン

でも、
次に彼女が登場するのは、
オリジナルの自転車が完成したのを
祝福する妻の姿おねがい

これで、
充分伝わってくるんですよねぇイエローハーツ
二人の絆が、
別に感動的な台詞なんで必要ない

終始、この感じで、
無用な愛情の裏返しの衝突や、
友情の復活をダラダラと
垂れ流したりしません。

その、監督のスタイルが、
オブリーのストイックさと
重なります。


燃えるのは、

自転車競技連盟の思惑により、
記録を出してしまった、
オブリーを追放しようと
次々と基準をつくり
彼独自のマシンをルール違反として
レース参加を拒否ムキー

手作り自転車で
カッコよく記録更新されちゃうと
高級自転車が売れなくなっちゃうアセアセ

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実は、
心に病を持っていたオブリー

選手生命の危機に追い込まれて、
自暴自棄になり
冒頭の森をさまようシーンへと
繋がっていくのですが、

病を自覚して、
自分と向き合うことで
再び記録に挑む意欲を取り戻します。



個性強すぎる小さな挑戦者が、
大きな組織に挑むという構図も燃えます炎

実話なので、
日本では、あまり知られていなくても
みんな知っている偉大な選手の功績を
描いているので、
説明を必要としないのが良いんでしょうね


情報過多で、
観てると疲れちゃうハリウッド系と
距離を置きたい時にオススメ

でも・・・レンタルでみかけない
くらいマイナー滝汗