『自分力の鍛え方』

「一分間で会った人をファンにさせたいと思いませんか？」

という一文で頁が始まります。

でもこの本は、例えば「営業職の方向けの印象を良くする方法」。。的な意味ではなく、内面から、普段の心構えから魅力ある人間になりましょう！という本です。

先ずはやはり外見。

以前どこかで「『人を見かけで判断してはいけない』という言葉がある程、外見は大切だ」という言葉を見かけた事がありますが、その時も一理あるなあ、と思いました。

「見た目」というのは持って生まれた美貌ではなくて、どれだけ自分を磨く努力をしているか・・・の現われだと思うのです。

ファッションだったりしゃべり方だったり、距離感だったりする「非言語コミュニケーション」での価値判断はやはり否めないのです。

しかし！

やはりそれが全てではありません。

外見は必要だ、という話が冒頭で書かれていますが、本編の前半は「内面」を磨く必要性についてのお話です。

仕事を楽しんでやるという事、しぐさやマナー、ユーモアセンス、「ありがとう」と言えること・・・。

後半は「外見」に関わる話になりますが、ジムに通う時間も無い程の忙しい日常生活の中で体を鍛えてる、建築家　安藤忠雄さんの話、今注目のアンチエイジングについて、健康について・・・。

著者の経験や周りの方の話等も織り交ぜながら、とても分かりやすく、かつ説得力のある話が続きます。

成功する人間の３大条件とは

①素直

②ポジティブ

③勉強好き

「この３点に尽きます。」とあります。

そんなの分かってる、と思いながらもこうやって文字にされると改めて身が締まる思いです。

タイトル通り「自分力」を鍛えたいアナタ！おススメです

著者の朝倉匠子さんは、年齢は非公表ながらキャリアのある知と美を兼ね備えた人間的にもカッコイイ方です。

私も頑張らなくっちゃ