50歳からメタボ解消の目的で始めたウオーキングは最初20kmや30kmの市民ウオーキング大会に出場して意識を高めて」いった。

そして、次第に体力が回復すると当時佐世保島原間の105kmで開催されていたイチマルゴという名称で開催されていたウオークラリーに58歳で初出場した。

当時体力は30歳代の走力や歩行能力に回復していたとはいえ、散々たる結果で終わった。

一応73位17時間17分でゴールしたが、肉刺はできるは、股や腕周りはヒリヒリするはという満身創痍で南風楼の塩湯が身に染みた。

そこで、翌年には体重を約10kg減量して第34回大会に臨んだ。すると、順位は22位、タイムも大幅に縮まり15時間台に躍進した。

それからは、旧主催6回、現主催8回と計14回、14年連続百番以内で完歩してきた。

しかし、ご承知の通り2020年から始まるコロナ禍で大会自体は中断されてきている。

その3年間も何もなければモチベーションが下がるので、2020年は多良見島原間の100kmを単独で往復した。

また、2021年は7人の歩友と、2022年は5人の親しい仲間とスペシャルウオークと称して佐世保島原間105kmを楽しみながら完歩することができ、参加者に喜んでもらえた。

さて、今年だがいよいよ開催されるようです。
105kmを東彼杵大村森山湯江の各関門をクリアーしながらひたすら歩き続けるだけの競技なのだが、これが結構難しいのである。

1kmや2kmをのらりくらり散歩程度の速度で歩くのと違い、一定の速度で高速オーキングを続けるのはとても大変である。

先に20kmや30kmの各種ウオーキング大会の話をしたが、これらとは全然違う景色と世界が現れる。

50kmを過ぎた辺りになると足は上がらなくなるし、背筋を真っ直ぐ保つのも難しくなる。それらに負けないためにはただ長時間歩く練習だけでは限界が出てくので大変である。

しかも、1年1年年老いていく「加齢」との闘いも克服していかないといけない。運動科学、エネルギー理論などへの様々なアプローチも必要になる。

以下は私の歩きの先生であり、現明治大学競走部総監督の園原武弘氏の書かれた書籍である。




さらに、中京大学の湯元景元先生の著書も参考にしている。