梶野 稔ブログ『行き先はあなた次第』

梶野 稔ブログ『行き先はあなた次第』

青森県弘前市出身
俳優・シンガーソングライター
円25期▷劇団民藝▷Bright
http://www.bright-co.jp/kajino.html
このブログでは、芝居や歌のこと、日々の気づき、想いを正直に綴っています。
どうぞ気軽に覗いてください。
旧ブログ
https://minotty.exblog.jp

年明けからSNSの言葉や見せ方を少しずつ変えています。


理由はとてもシンプルで、
「今の自分を、ちゃんとそのまま出そう」
「まだ見ぬ観客に手を伸ばそう」
と思ったからです。


俳優として、歌い手として。

気づけば、ずいぶん遠回りをしてきました。


青森で生まれ弘前で育ち、
寝台列車で上京してから、もうすぐ20年。
思うようにいかない時間の方が、
正直、ずっと長かったと思います。



それでも、
やめなかった。

それでも、
逃げなかった。

表現から離れなかった。

いや、離れられなかった。



今年は、
その“続けてきた時間”に、
ちゃんと意味を与える一年にしたいと思っています。


【俳優としての抱負】

役者として、
「待つ」時間が長かった気がします。

オーディション、稽古、舞台本番、撮影現場。
結果が出ないと、自分の価値まで揺らぐような気持ちになることもありました。


それでも、
役を生きる瞬間は、
一度も嫌いになりませんでした。


今年は、
“待つ俳優”から、“掴みに行く俳優”へ。


無理に大きく見せたり、若く見せない。
無理に器用にもならない。

今の年齢、今の声、今の身体でしか出せないものを、きちんと武器にしていきます。


俳優として【今年やること3つ】
1️⃣ 学び、吸収する姿勢を崩さない。
2️⃣舞台・映像を問わず、どんな現場でも芸に誠実でいる。
3️⃣ 発信を通して、「この役を任せたい」と思われる存在になる


【歌い手としての抱負】

歌は、
僕にとって一番正直な表現です。


故郷で育った頃から、
言葉にできない感情は、
いつも歌に預けてきたように思います。


役者をやりながらも、
歌は手放しませんでした。
楽曲制作をやめる事もありませんでした。


ただ正直、
「どこに向かって歌っているのか」
分からなくなる時期もありました。


今年は、
“なんとなく歌う”を終わらせる年にします。

正直、
評価されたい。

そして、届いてほしい。
この気持ちから、逃げません。


歌い手として【今年やること3つ】
1️⃣ 歌を一つの作品として丁寧に届ける
2️⃣ カバーもオリジナルも、“今の自分にしか出ない役者の声”を大切にする
3️⃣ 歌を通して、人と繋がり、現場へと繋げる


僕の夢は、
座長公演で全国を巡ること。

その遥か先まで、遠回りかもしれない。

でも、逃げたくないんです。


このブログでは、
芝居のこと、歌のこと、
うまくいかない日も含めて、正直に書いていこうと思います。



ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
これからも正直に書いていくつもりです。

初めての方も、いつもの方も、気軽にコメント残してください。



今年も、
表現者・梶野 稔を、
どうぞよろしくお願いします。



東京は急に寒くなりましたね!

電車に乗っても、撮影現場に行っても咳をしている人が多くなりました。

僕もここ最近の寒さで冷えたり、喉が痛みだしたので、風邪撃退法を実践。

どんな事をしたかと言うと…。


厚着をする

塩を入れたお湯で鼻うがい

うがい薬でうがい

手洗い

喉スプレー

栄養剤的な漢方

ビタミンC

お汁粉

レバー

食事をしっかり摂る。


調べるとあんこは風邪に良くないとあったけど、お汁粉を食べた後、とても身体が温かくなって元気になった感じ。

(下高井戸たつみやのあんこを水で伸ばして、ひとつまみ塩を入れて、冷凍白玉をイン。もう最高。)


レバーは最近信頼していて、翌朝疲れが取れて、スッキリしてとても元気になる。女性が食べるもののように思われがちだけど、男性も鉄分をとった方がいいらしい。


喉に痛みを感じたら、これ以上体に入らないようにしっかりブロック!

皆様、お試しください。

昨晩ネットニュースで水谷貞雄さんの訃報を知った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/463f10e4786876990fb43a589f8d28f054d7a47f


大変残念です。


僕が2000年に劇団民藝に入団した時の新人担当が水谷さんで、そこからずっと大変お世話になった。


沢山の事を教わった。

一番最初に教わったのは、鉛筆稽古。

戯曲を読んで、分からないところがあったら印をつける。ちょっとでも分からない事があれば印をつけて、あとで調べたり、考えたりする、というもの。

今でも続けている大切な作業だ。


沢山の事を教えて頂いたけれど、今の自分を作っているアドバイスは『芝居は相手に合わせる。相手次第』という事。

『洗い屋稼業』の稽古で、何をやってもダメで演出家からOKが出ず、どうしていいか分からない時があった。

シーンは水谷さんとの二人芝居。

教えを乞うと「自分でやろうとするんじゃなく、相手に合わせてやってごらん。何もしないで俺が言った事にただ返してごらん。」

それで芝居になるのか、とても疑問だったのだけど、やってみたら演出家から大絶賛。仲間からもとても褒められた。

この演技論は僕の根幹となっていて、9月25日にブログに書いた大元になっている。

だから今、僕が演技を褒められるのは水谷さんのお陰だ。


出演機会が少ない方を集めて、子供を対象にした朗読会を僕が企画した際、自分は落語をやろうと考え、頭を下げて旅公演先の空き時間に落語を観て頂いた事もあった。

その朗読会は年間会員が無料で観るものと差別化を図る為、数百円観劇料を頂こうと思ったのだけど、「梶野の落語で金をとるのか」と批判を受け頓挫。

その節はせっかく稽古してくださったのにご迷惑をお掛けした。

(その後暫くして、違うメンバーで子供向けの朗読会が開催され続けるのでした…。)


退団したから知らなかったが、僕が退団した翌年の2020年に『新・正午浅草―永井荷風―』の永井荷風役で読売演劇大賞 優秀男優賞を受賞をされていた。

僕も出演していた作品での快挙。

遅ればせながら、とても嬉しい。


水谷さんは流行にも敏感で、インターネットをよくご覧になっていて、僕のブログもよくご覧になっていたらしく、「最近書いてねぇじゃねーか」と言われたっけ。


そのニュートラルな姿勢がとても好きでした。歳を重ねても多様性を受け入れるのはなかなか出来るものではない。


そんな水谷さんですから、退団した僕でも天国から見守って下さるのではないだろうか。


心よりご冥福をお祈りいたします。


本当にありがとうございました。

先週、介護施設で慰問コンサートをやって来ました。

ライブは最後に永山健康ランドでやって以来、なんと4年振り。 

同級生の声掛けに即答したものの、ライブは久々だし、慰問は初めてだし喜んでもらえるか不安だったけれど、始まると一緒に口ずさむ方が多かったから「聴いてもらう歌」ではなくて「一緒に歌う歌」を心掛けたステージになりました。

「やっぱりプロは声がいいね」「良い声で楽しかった」と喜ばれていたとの事で、次回はクリスマスコンサートになりそうです。


セットリストはこちら。

0.は集まりが早かったから、朝ドラの話をしてるうちに、譜面を見つけたので1番だけ歌ってみました。


今回発明した縦型おにぎり。

敷いたラップに塩振って。

手で握るよりも水分少なめでいいかも。海苔はライブ前なので無し。

縦型にする事で切り身のままでいい感じ。


僕も貰えた15時からのおやつ。

ライブ後の水羊羹は今までで一番美味しかった。



そんな最近、平石正樹さんの訃報が届いた。

ドラマーでありながら、以前下北沢BlueMoonというカフェバーを営業されていて、ライブもやられていた。

色んなところで歌って経験を積みたかった僕はデモテープを送って出演させて頂いた。

お笑いが好きな方で、お笑いライブをやった際に僕も落語をやらせて頂いた事もあり、大変お世話になった。


調べると昨年、ライブをやらせて頂いた道楽亭の方も亡くなったようだ。



出来る事は当たり前じゃない。


出来る喜び、

出来る事を感謝して、

これからも頑張ります。

春先から3か月通った声優養成所を終えた。

 

ほぼ週2回、外画吹き替え、ナレーション、演技のレッスン。

 

終わってみると、とても身体が楽だから緊張感があったのだろう。

事前にテキストや吹き替え映像を貰っている場合は、チェックして練習してから行く。その繰り返しはとても勉強になり、この期間受けたオーディションは合格率が高かったからこの緊張感はとても良かったのだろう。

表現者の身体で居続ける重要性を感じた。

 

そのレッスンの中で、適度にアドリブを入れる演技レッスンがあった。

合図があるとアドリブを入れる、というもの。

 

自分の番になり、演技を終えると質問が相次いだ。

 

「アドリブ芝居をずっとやってたんですよね?」

「なんで、相手に合わせて芝居が出来るんですか?」

 

僕の過去をご存知の方ならお分かりになると思いますが、台本に書かれた事以外基本やってはいけない劇団に長く居たからアドリブ芝居をやった事はなかった。

しかし、悲劇であっても喜劇の要素は必要だと思っていたし、一言しかない役であっても、その役を大きくし面白くするのは役者次第だと思っていたから怒られつつもセリフを増やすトライをしていた。

そして、大きい劇場の演技ばかりではなく小さい空間でやる演技も習得していかないと映像や様々な場面で応用が効かなくなると思っていたから、劇団を飛び出してオーディションを受け小劇場に出て、そこで新劇批判でボコボコに打ちのめされつつも、価値観を否定されつつも、相手に合わせる演技の習得を心掛けていた事が幸いしたのだろうと思う。

 

そして、一緒にレッスンを受けていた方からこんな事を言われた。

「梶野さんと芝居をするのはやりやすい。拾ってくれるし、ちゃんと会話をしてくれる。ボランティアで来てもらいたい。」

 

その時もなぜ今の演技スタイルになっているのか、先輩からのアドバイスを交えて話したのだけれど、結局のところ、舞台鑑賞や映画、テレビを観て素敵だと思う方は、その場で産まれた動機を元に演技をしているという共通項があると説明しているうちに分かった。

 

セリフは台本に書かれているけれど、それは相手のセリフや動作、環境、状況があるから生まれるもの。なのに、役者は先回りして演技をしてしまいがちになる。

 

なぜか?

 

「上手く見せたいから」が大きいのではないだろうか?

プライドが大きく作用しているのではないだろうか?

 

僕を含め、承認欲求が高い人が演劇界に多く集まって来るように思う。

そして暗い過去をもつ人も何故か多く集まるようにも思う。

 

人の目を惹きつけるパフォーマンスをするなら、それぞれのパワーを発揮すべきだろうけれど、対話を重ねる演技に関しては、違うエネルギーが必要なのではないだろうか。

 

「本を読めば良い役者になれる」と言われた事が多かった。ギターやってる暇あったら本を読めと良く言われた。

戯曲から始まるわけだから、読解力は当然必要だと思うのだけど、本を読める人イコール良い役者なのか、ずっと疑問だった。

 

役者にとって大切なのは対話力ではないだろうか?

勿論これも「対話さえ出来たら」という事ではなく、大切なのは「台本の世界観の中で対話」。

 

その為にはいろんな素養が必要なのは言うまでもない。

 

やるべき事が多すぎる…。