●もう今はプロレスは見てないが、ここらで1度「過去の日本プロレス界の構図」を纏めておきたいと思う。

かつての「毎年恒例週刊ゴング人気投票上位20傑」に一度でも入ったことのある選手を対象に、

「全日系・全日派生系・新日系・新日派生系」の4系統に分類してみた。

 

①「昭和プロレス」(三沢よりキャリア・年齢共に上の世代)(1992年モデル。92年は反選手会同盟結成とSWS分裂の年)。

馬場・R木村・鶴田̩|越中ー全日本(&反選手会同盟)

天龍・原・谷津|大仁田ーSWS系(&FMW)

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猪木・M斎藤・長州|マシンー新日本(&レイジング・スタッフ)

藤波|藤原・前田・高田ーUWF系(&ドラゴン・ボンバーズ)

※輪島・坂口・佐山は1992年時点で現役ではない。他に、木村健。但し、輪島は三沢よりキャリア下。

結果論だが、1993年に藤波が新日を退団して「無我」を旗揚げさせ、越中・木村健ら「平成維震軍」が全日に参戦して

いれば、84年の第1次UWFとジャパンプロレスの旗揚げで起こった「因縁の輪」は1周して収束していた。

93年とは、「Jリーグ・UFC・K-1・パンクラス」が始まった画期的な年である。

 

②「平成プロレス」(三沢よりキャリア・年齢共に下の世代)(2004年モデル。04年はWJプロレス活動停止の年)

三沢・小橋・田上・秋山|菊地・小川良・(サスケ)・(新崎)ーノア

武藤・小島・川田・馳|高山・大森・カシン・(TAKA)ー全日本

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蝶野・天山・中西・永田|ライガー・金本・田中稔・鈴木ー新日本

橋本・小川直・健介・大谷|藤田・(山本宜)・(田村)・(桜庭)ーゼロワン

※高田・山崎・船木は2004年時点で現役ではない。ハヤブサもセミリタイヤ状態。

鈴木みのるはゴング人気投票が終了してしまったので結局入る事はなかったが入れて当然の選手である。

但し、馳・田上は三沢より年齢上。

「TAKA・サスケ・新崎」の「ユニバーサル・プロレスリング系」(他に、ウルティモ、デルフィン)、

「桜庭・田村・山本宜」の「UWF系」は共に両老舗団体いずれにも所属した経験が無い。いわば「純血のインディー」。

ユニバーサル・プロレスリングとUWFはどちらも「ユニバーサル・プロレス」であり、新間寿氏が関係している。

②の世代は、「橋本と三沢の死(橋本は2005年、三沢は2009年)」という不運に見舞われ、離合集散を繰り返した。

 

●世代別の構図の完成形判明は「12年周期」だ。

次の③は棚橋・シーマらの「2016年モデル」となる筈だが、最早新日1強だから作っても意味は無いものと思われる。

2016年、新日本プロレスは団体史上最高額の事業利益を達成した。