ミナペルホネン | 一寸先は光~先が見えないからこそ人生は楽しい~

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人生はあらがいさえしなければ、自然と幸せで豊かな方へ進んでいく。

あれは正岡智子さんの数秘セッションを受ける二週間前のこと、仕事中に一つのワードが腹の中に浮かんだ。
「ミナペルホネン」
えっ、なんだろうと思った。もう一度腹の中に聞く?やはり「ミナペルホネン」と言う。
「ミナペルホネン」と言えば、デザイナー皆川明さんのテキスタイルが素敵なお洋服ブランドだ。私が好きな作家の小川糸さんもよくお召しになっている。だけどそれがなんなのだろう?

家に帰っても「ミナペルホネン」のワードは、腹の中に横たわっており、思わずサイトを見ると、ノースリーブのウールのワンピースが目に飛び込んできた!
素敵、、、グレーに白で森の動物たちが描かれている。25周年記念の復刻とのこと、お値段79,200円、、、ハッとする!!
もしかして、セッションの時にこれを着てけと言ってるの?腹の中に問いかける。
答えは「ミナペルホネン」それしか言わない。
しかも怒った感じで。

うーん、どうしよう。しばらく悩んだがまだこのワードが腹から消えない。
意を決して、腹の中に「分かった、今週末お店に行ってみるよ、でもこのワンピースがあるか分からないし、着れるかも分からないよ」と、言うとそれでも答えは「ミナペルホネン」だけだった。

週末、直営店のある代官山へ繰り出した。代官山、20代の頃、ファッション雑誌に付いてた都内ショップマップを片手に友達と迷いながらお店を探したものだ。今はグーグルの経路案内で迷わず行くことができる。時代は流れたな~

お店は、真ん中にある入り口から左右に2つに別れていた。まず左側へ入る、独特のテキスタイルが並ぶ優しい空間、軽く触れながら探したけど例のワンピースは見当たらなかった。
今度は右側へ、革張りの床にシックな色合いの服が並ぶ。こちらにもワンピースは見つけられなかった。さてどうしよう。なんとなくもう一度、左側のお店を見て帰ろうと思い入ると、あった!見つけてしまった…それはコートとコートの間に一枚掛けられていた。
本当にあった!試着をしてみると着られた!!
買うしかない。人生初のミナペルホネン、こんな高いお洋服を買うのは初めてだ。

腹の中に買ったよ!と声をかけると、腹の中にもうミナペルホネンのワードは消えた。成仏したのだろう。

帰りの電車の中、こんな素敵な服を買って、今までの服が色褪せて見えないだろうかと思った。だけど家に帰ってクローゼットにワンピースを掛けた時、今までの服達…セールで気に入って4色買いしたワンピースも全然色褪ず、ときめいたままだった。どちらも大事に着よう。
だけどいつかミナペルホネンのお洋服が私の日常着にできるくらい稼ぎたいなぁと思った。