視聴感想です。
各話のあらすじではなく、全体の感想です。
私の思ったことをバーッと書いているだけです。
では、行きましょう!!
月曜日から見はじめ、土曜日で見終わったこのドラマ。
私がこの1年で見た韓国ドラマの中で一番好き!!
Huluでやたらとオススメされていたのですが、マジシャン?事件解決?なんか主役の人胡散臭いな(미안 パク ヘジン씨)
と1か月くらいスルーしていたのですが、ちょうどジンクスの恋人を見終わって時間もあったのでお試しで見始めたら
おもしろい!!!
韓国ドラマって1話1時間10分前後×全16話が多いじゃないですか。
だいたい途中で中だるみをして「え~もう見るのやめようかな」って思うことも多い中、지금 부터 쇼타임に関してはそんなこともなく
「え?もう1話終わっちゃうの?続きが見たい!!」
となるドラマでした。
★簡単に主要登場人物を★
なるべくネタバレしないしないように書きます
主人公:巫堂の血を引くマジシャン チャ・チャウン
幽霊が見えるその力を大いに発揮(?)し、社員である3人の幽霊をこき使う鬼社長。(人間でやったら労働省に訴えられますよと社員のアルムさんに言われてしまうくらい)
確かに1話のチャウン씨は何コイツ!?という感じですが、話が進むにつれて本来の彼の姿が見えてきます。最初はいけ好かないキャラだなと思っていたけれど、ちゃんと人間的に他人を思いやる心を持っている素敵ナムジャ。
話が進むにつれてだんだんとドジなところとか、不器用なところとか、憎めない感じがカッコかわいくて
役のチャウン씨も俳優のヘジン씨も大好きになりました。
なんだかんだ言って、関わった幽霊たちの力になり成仏を助けるだけではなくその家族のことまでケアしたり実はすごくイイ人なんです。14,15,16話のチャウン씨は本当にイケメンです。
演じる俳優さんが上手なのでしょうね。号泣するシーンは私も涙ボロボロになりました。ヘジン씨が泣くときは何とも言えない”かわいいさ”があって良きです。
もう一人の主人公(ヒロイン) コ・スルヘ
熱血巡査(のちに刑事) 喜怒哀楽がはっきりしている圧倒的「陽」の人。
ひったくり犯を追ってチャウンのマジックショー会場に入ったことがきっかけで二人は出合います。お父さんも警察官でしたが、ある事件がきっかけで殉職。その解決も彼女の願いです。市民にも成仏できない幽霊にも寄り添う優しく強い女子。
1話では先輩刑事のヒス(ヒス ソンベ)に恋しています。ハートが飛んでいます(笑)
チャウンと出会い、最初は「なんて嫌な奴!」と思っていたのに彼と一緒に事件を解決したり彼に助けられたりしているうちにだんだん惹かれていき、中盤からはヒロインとして活躍です。
彼女の底抜けの明るさと物おじしない性格がチャウンを変えたといっても過言ではない。幽霊社員たちとも仲良し。
「初対面だけど愛しています」を見てからチンギジュちゃんが好きだったのですが、初対面だけど~とはまた全然違った役で彼女の魅力が満載でした。
ギジュちゃんのはにかんだ笑顔が大好きです!
2000年生きている神霊 顧問님(将軍님)
2000年生きている(死んでいるけれど神霊として存在) イケオジ顧問님(将軍)。
チャ家は彼を神おろしすることで霊的な力を使用することができるという。巫堂チャ家の重要人物。
チャウンのおじいさんが亡くなったことで、その力は孫のチャウンが継承する…予定だったのだが、チャウンが拒否したのでマジックファクトリーの顧問としてその幅を利かせ、自由にふるまう。普段はイタリア紳士風(伝われ!)の格好をしている。
やるときはやるタイプ・・・なのか?子供がそのまま大きくなったような傍若無人な人物。彼の力を100%発揮するには、人間(巫堂)の体を使う必要があるが、巫堂を介さなくてもそれなりに強い。
ある重要な秘密を抱えている。
中盤ごろからチャウン・スルヘ両名にかかわる事態で「将軍님、まじか!!」という事実が判明する。
最終回の最後のほうで「将軍님・・・・まじか(笑)」ともなる。神霊・・・じゃ・・ゲフッゲフッ・・・。
そして最終回の一番最後にチャウンとともに「顧問님・・・・・・?」となります。
いろいろと書きましたが
「自分大好き自由人」というイメージが強い(笑)
マジックファクトリーの社員さん
ナム部長
マ課長
アルムさん
チャウンにこき使われるマジックファクトリーの社員(幽霊)
それぞれこの世に未練があるため現世にとどまっている。
物語の最初のころはマジックショーでこき使われる場面が多いが、話が進むにつれて事件解決のために働く機会が増えてくる。
1話のころは確かにこき使われてブラック企業の社員乙の空気が漂っているが、話が進むにつれて「家族」のような関係性に。後半はそれぞれの死亡時の状況や未練の内容が描かれる。
16話に登場した3兄弟(ハラボジハルモニ)はまさか???
アルムさん作のGIスピーカーの登場が何気に物語を進めるカギになっているのではないかと個人的に思う。
15話はチャウンとともに私も号泣。
ソ・ヒス(ヒスそんべ)
スルヘの先輩。刑事課のチーム長。仕事ができて部下からの信頼も厚いイケメン。多分すごくいいひと。いい人がゆえにいろいろ苦しい人。スルヘのことが大好き。
後半は話のキーパーソンに格上げ
ごめん。イケメンって書いたけれど・・・最終回まで「きのこカット」の髪型が気になって仕方なかったです。ヒスそんべに幸あれ!
悪霊
はるか昔から生きている悪霊。満月は陰の気が強まるため、悪霊の力が増す。
顧問님と何やら因縁が?
この物語のラスボス。
スルヘ曰く2000年前の残滓。
私からするとこじらせたストーカー、以上。
☆感想を話す前に突然ですが☆
突然ですが、私はテセウスの船的なエンディングが好きではありません。
ドラマ哲仁王后でも思ったのですが、戻った世界が今までの世界線と異なっているのに、本当のハッピーエンドなの?本当の幸せなの?とモヤモヤが残ってしまうからです。最近見たドラマだと「GO BACK 夫婦」がそれにあたります。大好きなドラマなのですが、戻ってきた世界は以前の世界線と異なっているということは、以前の世界で歩んできた自分を否定することになるのでは・・・。元の世界線の問題が根本的に解決したと言えるのかな・・・と思ってしまうのです。
また、前世ものは嫌いではないですが・・・。
主人公やヒロインが「前世で二人が恋人だった」という記憶を持つという展開は好きではありません。今、ここにいる人を好きではないのでは?前世ありきの好きなのでは?とモヤついてしまいます。
最近見てきた韓国ドラマは、このテセウスの船的な結末であったり前世の記憶ありきの結末だったりで「韓国ドラマあるあるだけど・・・ちょっとな」と思っていました。
☆全16話のまとめの感想(すこしネタバレしてます)☆
最初の頃はチャウンを無理やり捜査に協力させて事件を解決する、という流れでしたがだんだんとチャウン自ら協力するようになり、最後のほうはチャウンとスルヘと将軍が絡む因縁を断ち切るための行動へ。
マジシャン要素が回を重ねるごとに少なくなってきて「今からショータイム!」というよりは、巫堂として悪霊を封印するという方にシフトしていきましたが話の流れがスムーズだったので違和感なく見ることができました。
韓国ドラマあるある展開がくりひろげられつつも、「現代を生きる人間」と「過去の出来事」がうまくリンクしていてストレスなく視聴することができました。スルヘは最後まで前世の記憶を持ちません。そんな彼女の「前世の私を愛しているようで・・・。今の私を見ていないようで・・・。」というセリフであったり、最終回のチャウンが公主に会うシーンであったり。話の運び方が私好みで、韓国ドラマを視聴した後にスッキリ!幸せ!となったのは久しぶりでした。
チャウンとスルヘの関係性がだんだんと変化するのも、チャウンが覚悟を決めてからとる行動も、マジックファクトリーの社員とわちゃわちゃするのも、時に楽しく、時に涙し、時に胸キュンしながら見ることができました。
幽霊が絡む事件を解決するという点では結構な頻度で人が亡くなったり残忍なシーンも出てくるので苦手な方もいるかと思います。私もそういう時は画面から視線を外していました(苦手)
深堀をするとあれ?この話はどうなった?(マジック対決の決勝戦とか)という点もありますし、最終回に一気に詰め込んだ感じはしています・・・が
全16話で見ると前世も絡んだ割には話のテンポがよく、登場人物の感情が深堀され、時に爆笑し、時に涙し、あっという間に見終わることができた良作品でした。
久びりに「ハッピーエンド、おめでとう!!!!」と言えた作品に出会えてよかったです。
この作品でパク ヘジンさん(박 해진 씨)と出会えたので、今度は彼の出演作品を見ていきたいな。なんだろ、ヘジン氏は母性本能がくすぐられるんですよ。40歳だけど。
いつ見ても幸せになるシーン。
このシーン大好きです。