春のようにも見えるひこばえの田んぼ。

 

 

皆様こんにちは。

 

気が付けばもう11月。

月日の進むのは早く、季節の進むのは遅く、たまに夏に戻るこの年。

遅れている紅葉のさざ波に黒川の雑木林も少し色づき、田んぼでは稲架掛けをおろして脱穀する時期です。

 

思い起こせば、わたしは10月だけで20回以上援農に参加していました。

オフィス仕事よりもずっと季節を感じやすい環境にいただけに、季節の進みが遅いのも人一倍感じていたのかもしれません。

 

さて今日は、脱穀の後の稲わら集めの援農に参加した時に見た、きれいな蘖と籾殻を中心にご紹介いたします。

 

 

稲架掛けをおろして脱穀を済ませた稲わら

 

 

その稲わらを集めてぎゅーっと縛り、大きな束にしていきます。

 

こちらの農家さんでは、縛る時に稲の頭と根本が交互に来るように、まず稲わら5束を並べ、その上に上下逆にした稲わらを5束並べ、またその上に上下逆にした稲わらを・・・と、5束×4段の20束を1セットにしてまとめます。

もちろん縛る時は全力。

全体重を稲わらに乗せて圧縮し、できるだけきつく縛らないと緩んでしまいます。

 

 

大好きな稲架掛けが無くなってしまうのは寂しいけれど、稲束が並ぶ秋の田もなかなか風情があるじゃありませんか。

 

そんな作業の後、ふと足元を見ると・・・

 

 

籾殻がいっぱい。

 

脱穀は田んぼで行うので、籾殻があちこちに落ちています。

 

 

この籾殻。

よーく見ると・・・

いや、視点を変えて見ると・・・

 

 

じ~

ひこばえと合わさって・・・

 

 

わ~

これは、わたしの好きな世界だ~

 

 

ありそでなさそな不思議な世界。

 

 

こんなふっかふかな籾殻にー

 

 

埋もれて寝る!

(上下分離可能な縄文中空土偶フィギュアお得意のポーズ)

 

 

ひこばえの木陰

 

 

黄金色の道のよう。

 

 

おたまちゃんは稲わらの上でぼけーっと

 

 

・・・寝てしまいそう。

 

 

いやしかし、このおたまちゃんは一体全体何なのでしょう?

田んぼにおいてはじめて気が付いたけれど、なんか、夏が終わり秋になってもカエルになれないまま巨大化して陸に適応したオタマジャクシのようにも見えてきたぞ。

 

いやいやいや、さすがにそれは怖いし気持ち悪いから考えるのやめよう。

 

というわけで、今回はここまで。

ではではまたね!