【七五三】草履とビーチサンダルは違う!正しい草履の履き方を知っていますか?
日本の伝統的な履物である草履。
その美しいデザインや文化的な価値は多くの人々に愛されていますが、
最近では正しい履き方を知らない人が増えています。
特に、七五三で和装をする子供たちにとって、
草履を履くことは痛みを伴う体験になりがち…。
しかし、正しい草履の履き方を知れば、その痛みを軽減し、
快適な足もとを楽しむことができます。
このブログでは、草履の正しい履き方についてご紹介します。
草履はビーチサンダルとは全く違うと理解しましょう
これ、一番大切なことですので、ぜひ、覚えておいていただきたいです。
草履とビーチサンダル、
形は似ていますが、
履き方・歩き方は、全く違います
これを知らず、和装したお子さんに
ビーチサンダルのように草履をはかせようとする大人が
すごく多いです。
草履のハナオは指の間に押し込まないで!
ハナオを足の指の間に、ググっと押し込もうとするから
子どもは痛がって、不機嫌になります。
こんなことをしては、いけません。
草履はハナオを置くまで押し込まなくて良い
草履のハナオは、母指と人差し指の間に押し込まなくて良いです。
指の間から、少し間隔があいたまま歩いてOKなんです。
草履からかかとが出ていて良い
ビーチサンダルは、暑い砂浜から足の裏を守るためのものなので、
かかとは出ません。
しかし、草履は、少しかかとが出るのが正解。
1~2㎝、底が高い草履なら3㎝ほど、かかとが出ていて良いのです。
なぜかと言いますと、着物のすそを巻き込まないため。
足より草履のほうが大きかったら、着物のすそが、
草履と足の間に入り、踏んでしまうおそれがあります。
着崩れの原因にもなるし、危ないので、少しかかとがでるぐらいのサイズが良いのです。
ビーチサンダルで歩く練習はさせないで
七五三の前に、ビーチサンダルで歩く練習をさせることが多いようですが、
無意味なのでやめましょう。
ビーチサンダルと草履では、歩き方が違います。
草履は、小股ですり足で歩くのが基本。
これを教えない限り、別物の代用品で練習させても、危ないだけです。
ビーチサンダルは、実は、足にはあまりよくありません。
歩くための履き物ではないからです。
滑りやすい、こけやすい、など、ちいさいお子さんにとっては危険がいっぱい。
草履であるく練習をさせたいなら、
草履を使って、歩幅を小さく、すり足で歩くことを
練習しましょう。
七五三では、草履は極力短い時間にしましょう
小さい子にとって、
- 慣れない服装
- 慣れない履き物
- 慣れない場所
- よくわからない儀式(ご祈祷)
は、ツラいです。
草履は、ご祈祷や記念撮影のときだけにして
極力、短い時間、必要な時だけ履くようにしましょう。
七五三には、和装でも、
足元はスニーカーってお子さんがたくさんいらっしゃっています。
やや違和感は否めませんが、
お子さんの健康や安全性を考えると、これも良い選択だと思います。
せっかくの正装なので、足元まできちんとしたい!
という親御さんのお気持ちもわかりますが、
現在では靴が主流になってしまい
草履は、めったに履くことがありません。
ですので、無理に練習させるよりは、
必要な時だけ履くというのが、おすすめ。
無理をせず、楽しくハレの日をお祝いしてあげてください。
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コチラの記事で、イラストつきで解説しています。
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